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龍馬の手紙―坂本龍馬全書簡集・関係文書・... |
| - 講談社 価格 ¥ 1,575 | |
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龍馬の手紙―坂本龍馬全書簡集・関係文書・詠草 (講談社学術文庫)講談社 価格(new/used): 1,575 円 / 1,030 円 より 発売日: (2003-12) アマゾン売上ランキング: 49391 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件 龍馬を知る為の一次史料フィクションの世界ではない、ノン・フィクションの龍馬の世界が堪能できる本である。 それだけではなく、実際の手紙をつき合わせ活字化しているので、当時の古文書の読み方も勉強できる。又、活字との比較もできるので実証史学としての史料としても十分に耐えられる本でもある。モチロン、龍馬ファンも楽しめる逸品である。その上、単行本としてリーズナブルな値段なので小説ファンが読んでも読みやすく、買いやすい本となっている。それだけに龍馬が国民的英雄として認知されている証拠でもあろう。 龍馬ファンであれば知っているエピソードが満載なので、ここでは宮地佐一郎が記載した龍馬研究の第一人者である平尾道雄のエピソードを一つ。 龍馬の手紙の基となった「坂本龍馬全集」を出した時に、龍馬の手紙とは思えないものがあり、これを掲載するかしないかで揉めていたそうである。(実際、龍馬の手紙の中にもフェイクではないかと疑わしい物も含まれているそうである)だが、平尾は自己の責任で掲載することを述べており、歴史家としての自負と責務、そして良心を見た思いである。 寝る前に、ぽつりぽつりと全集を買う気力や資金の無い私にとって、この「手紙」の文庫版収録は、宝物を得たようなものです。 おなじ講談社学術文庫版にある飛鳥井雅道「坂本龍馬」を読みながら、この龍馬の「手紙」を1つづつ読んでゆく、これこそ読書の楽しみでなくて何でしょうか! それに、龍馬はかなりの悪筆で、写真版を見ても楽しいし、話が具体的で、読んでも楽しい。彼の息遣いがこちらに伝わります。私にとっては商売でもないので、ぽつりぽつり読んでもドウということも無く、現在のところ枕元の友なのです。 龍馬の息遣い本書は龍馬が遺した書簡を活字化した物。 上段に原本、下段に活字を掲載、龍馬自身の書と共にその息遣いに触れるられる。 回天の業に生涯を賭した龍馬、 「御相談被遣候 建白之儀、万一行ハれざれば固より必死の御覚悟故、御下城無之時ハ、 海援隊一手を以て大樹参内の道路ニ待受、社稷の為、不倶戴天の讐を報じ、事の成否ニ論なく、先生(後藤)地下ニ御面会仕候」 大政奉還建白当日、後藤象二郎に宛てた上の書簡などからは、漲る決意が看取される。 時代の瞬間を目撃するが如く、読者にも切迫した緊張感が伝わる。 一方、肉親に宛てた手紙には飾らぬ龍馬のあけすけな筆致がある 「扨もゝ人間の一世ハがてん(合点)の行ぬハ元よりの事、うん(運)のわるいものハふろ(風呂)よりいでんとして、 きんたまをつめわりて死ぬるものもあり、夫とくらべハ私などハ、うんがつよくなにほど死ぬるバへでゝもしなれず」 「達人のみるまなこハおそろしきものとや、つれヾにもこれあり。猶エヘンエヘン、かしこ」 緊張の中、姉・乙女や”ふぐの春猪どの”がどれ程の安らぎになった事か。 剽軽な筆致の中に、時に家族だけには理解されたい、我が志を知って欲しいという切実な願いも読み取れる。 おりょうを伴った薩摩への旅行の記録もいい。 高千穂峰に登った龍馬は、山頂で天の逆鉾を”エイヤと引ぬき候得バ”などし、絵入りで綴って見せる。 この辺りただの勤皇家に留まらなかった彼の自由闊達な精神が伺える。 形式に捉われず、暢達して洒脱な文体は、龍馬の人間性を最も能弁に物語る。 肝胆元雄大 奇機自湧出 飛潜有誰識 偏不恥龍名 (肝胆元より雄大 奇機自ずから湧出す 飛潜誰か識る有らん 偏に龍名に恥じず) 武市半平太がこう評したように、大きな大きな坂本龍馬。 彼の息遣いの感じられる、貴重な一冊である。 本当の坂本龍馬の姿色々な坂本龍馬の本が出ている中で、どうしても気がかりになる、真実の龍馬の動き、姿。 少なくとも手紙や手帳から読み取れる龍馬の姿は真実のものだと思います。 この本をすこしずつかじりながら、龍馬の小説などを読みました。 一気に読むというよりも、すこしずつ読むのが楽しいと思います。 ~龍馬の息吹が感じられます~はっきり言って私には、難しい部分もありましたが、龍馬が書いた文字を見ているだけでも、面白かったです。特に乙女や身内宛てのリラックスした手紙は、龍馬の自由で大らかな性格が文字に現れています。行を無視して突然細かく書いたり、斜めに曲がっていたり、新婚旅行の報告を絵入りでこと細かく報告したり、有名なエヘン、エヘンの手紙や、日本を今一度洗濯いたし申し候・・などなど、生き生きとした龍馬を感じる事ができます。 伊藤助太夫宛ての手紙に船代をワリカンにしたという文章があります。この中で、几帳面にお金勘定をしている反面、お金の無い人の分は、「金が無ければ出すもの無し」と、あっさり許しています。この手紙の解説にも書かれていた様に豪放磊落さと金銭面の几帳面さを持ち合わせていた龍馬は、やっぱり凄い。。。また、奇をてらわずに丁寧、誠実にこの本を作り上げた著者にも敬意を表したいです。 |