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核武装論――当たり前の話をしようではない... |
| - 講談社 価格 ¥ 798 | |
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核武装論――当たり前の話をしようではないか (講談社現代新書 1884)講談社 価格(new/used): 798 円 / 198 円 より 発売日: (2007-03-16) アマゾン売上ランキング: 86290 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 7件 思考停止からの脱却を北朝鮮問題でにわかに注目されている国防論ですが、テレビ番組の構成、知識人(コメンテータ)のいい加減さには参ります。この本では核に関する議論に必要な論点が全て網羅されています。戦争嫌い!平和大事!憲法9条!と思考停止せずに、皆さんもじっくり考えてみましょう。 当たり前の話軍事云々の話ではないです。 西部は核を持つ資格があるかどうかで始めているんですね。 しかし、素地はあれどそれを支えうる柱が存在しないことを論っているわけです。 「核武装論」の4文字でここまで深く入り込めるとは感服します。 「当たり前の議論」サブタイトルにある通り、核武装の是非を問う「当たり前」の話が書かれているだけの本である。本来なら出版されるはずもない、極ありふれた内容の本である。しかし、日本においてはその議論が今まで全くなされてこなかったため、読んで新鮮に感じられてしまうというところが、日本の置かれた異常な状態を図らずもあぶり出してしまっている。 「日本は唯一の被爆国である」→「だから決して核を持つべきではない」という言い方が日本の空気を支配してきたが、この「だから」には決して必然性がないこと、「日本は決して核を持つべきではない」と言いつつ、アメリカの核の傘で守ってもらっていることの矛盾。この二つだけで、核武装の議論をしない理由は容易に論破される。 この著者の文章は小難しい書き方をするので1/4くらいはよく理解できないところがあるのが難点だが、読めば「当たり前のこと」と感じられる内容なので、ぜひ一度目を通してもらって、それから核武装の議論をすべきかどうかを考えてほしい。 NPT脱退のもう一つのデメリットは?NPTは不平等条約といふ点に異存はないし、もともと私は反米の立場なので、アメリカの「核の傘」なんてものに全く期待はしてゐないので、さういふ論点に関して、西部先生に異を唱へるつもりはない。自主独立路線には核武装が必要、と私も思ふ。 ただ、本書ではNPT脱退に伴うデメリットに関して、「北朝鮮と同列のならずもの国家と思はれる」といふもののみが取り上げられ、それへの論駁(この論駁については、完全に賛成できる)がなされるにとどまつてゐる。まう一つのデメリット、「NPT脱退により、核の平和利用(発電など)に影響が及ぶ」といふ論点が無視されてゐるのではないか。 アメリカを当てにしないといふ考へと、NPT脱退といふ選択肢を選ぶことが、どのやうに両立可能なのか。この両立が難しいことこそが、NPTが不平等条約である最たる証だと思へるので、この論点を欠いてゐるのは残念である。 ただし、能天気な平和論者、反核論者には一読を勧めたい本であることは間違ひない。 核への思考停止は国益を損ねる著者は、核についての沈黙は我が国における自主防衛の放棄を宣言していることと 等しいと断ずる。即ち、平和は祈念によって達成され、核兵器に手を染めさえいれば、 核はおろか紛争と無縁でいられるという暗黙の願望に発していると説明する。さらに、 自ら核アレルギーであることを振れ回っていることが朋友のアメリカに過剰な保護心 と支配欲を抱かせ、敵国の中国・ロシア・北朝鮮に過剰な核攻撃欲と侮蔑欲を誘発 させてきたという。これら敵国の核に対峙し、日本の国民と生命と財産を守る最も友 好な策は日本も核をもつ選択を真剣に考えるべきであると。まさに正論である。 |