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情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴 |
| - 講談社 価格 ¥ 756 | |
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情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴講談社 価格(new/used): 756 円 / 98 円 より 発売日: (2004-10-19) アマゾン売上ランキング: 39546 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 7件 職を賭してまでは異議を唱えない・・これが真の原則判断の材料として情報を集める時、その過程を知ると知らないとでは大きな差が生じる場合がある。 情報やデータには様々な側面があるが、作り、集めるのは人である。 情報を集めるとき、また使う時には深い洞察が必要になるが、政治・軍事情報を例にその実態を示している。 まさに専門家の視点を提示した良書。 情報の評価分析を誤るな情報収集を行い、それを元に分析し評価することがインテリジェンスの基本である。しかし、インテリジェンスの分析・評価の仕方が間違っていたとしたら、結果としてどのような事態が待ち受けているだろうか? 本書は、情報を収集・分析・評価するときの落とし穴について論じている本である。イラク戦争のときCIAは、「イラクは大量破壊兵器を持っている」との情報をもって米国がイラク戦争へ突入するという事態となった。しかし、その後CIAが主張したように「イラクには大量破壊兵器を持っている」との情報は誤りであったことが、後々にイラク国内に大きな混乱と政情不安をもたらしたのは言うまでも無い。 ともすれば、組織活動においても情報の収集・分析・評価といういんてりじぇんす・サイクルを実施するわけだが、果たしてその分析・評価が間違っていたらどうなるかということを改めて考えさせられる著作であると思う 情報に関する考え方を学ぶために今読むべき本確かに帯に書かれた「これが正しい情報の読み方だ」は言いすぎだけど、イラク戦争で米国がどのように、情報の収集、処理、分析、評価の過程で過ちを犯したかがよくわかる。 例えば収集。大量破壊兵器の保有、テロリストと関係ありとの証拠の収集を指示した。しかし収集する情報の種類を特定したという誤りがある。そのためにイラクが大量破壊兵器を持っていそうにないという情報は切り捨てられることになった。 このように、今だからこの本に記された事例が理解しやすいと思う。 Data、information、intelligenceの違いがわからない人には理解できないかもしれないが。 面白みもなく。いわゆる判断を下すという意味での、情報リテラシーの本である。 主体は国家。対象は情報。題材はイラク戦争。目的がなければ情報は処理できないが、目的に囚われると客観的情勢が見えなくなってしまう。情報に判断をくだすということにおいては、至極基本的なことであり、本書に新鮮味はない。 日本では広まっていないとする、情報をインフォメーションとインテリジェンスに分けて論じるという面では多少価値があるが、概念的には衆知のものである。 あえて国家に関する内容といえば、日本には国家情報機関がないというあとがきの内容ぐらいだ。 民主主義国家にとっての情報とは?本書は、国家による情報の収集、分析、評価がどの様な状況にあるかを、北朝鮮のミサイルやイラク戦争等を題材に論じたもの。 論じている内容は至極当たり前のものなのであるが、日本政府の説明やマスコミの論調にはこういった客観的な要素をほとんど感じることができず、国家としての情報分析能力の欠如を感じさせられる一冊であった。 既に発表されている情報からでさえ各種の分析が可能であるとの本書の論を考えると、結論が先にあって-これは本書のなかでも記されていることだが-それに迎合するための情報収集や分析となる。そのことは結果として恣意的な分析・評価結果となり、国家の命運を危うくするとさえ感じてしまう。 この本を読んだ後に感じたのは、日本という国家がイラク戦争へ支持する立場であることを表明することを判断する能力があったのだろうかとさえ感じてしまう。立場の違いは様々であろうが、情報を精査することなしに立場のみで議論が進められた国家は直接的に危険が及ぶ状態となったときに国民が正しい判断を行えるのだろうかと考えてしまう。 発表者が公表する衛星写真が発表者の説明以外に撮影状況を裏付けるものが無いなど、プロパガンダの手法としては伝統的なものであるのだが、新しいツールが使用されると信じ込みやすくなることの論述などは政府とマスコミは反省すべき材料だろうし、軍事マニアではない人こそここで記されている分析手法などは知っておくべきものだと思う。 こういった、情報をどう見るべきかについて論じた類書はいくつかあるので基本的な部分では新味はない。しかし、情報操作的な衛星写真の使い方など現行システムをモチーフにしていて具体的な点で意味があると感じたので星4の評価としたい。 |