神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)

- 講談社 価格 ¥ 777
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神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)


講談社

価格(new/used): 777 円 / 220 円 より
発売日: (2003-07) アマゾン売上ランキング: 12943 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 15件

すばらしい!!!
神聖ローマ帝国とはキリスト教からローマ帝国の後継者と認められた国だからだそうです。
どうりでキリスト教との争いが多かったわけです。
納得。
現在でいうところのごみ処理の問題かと。
イメージするのが難しい帝国
記憶を辿ると、高校の世界史の授業において、ヨーロッパ中世史はかなりの比重を占めていたはずである。しかし、神聖ローマ帝国に関してはその成立年を暗記したくらいで、授業でもテストでも、それ以上のことに触れなかったと思う。

本書を読むと、その理由がわかる気がする。神聖ローマ帝国を具体的にイメージさせるのは、古代ローマ帝国などに比べてはるかに難しいのである。ひょっとすると、教師の側でもよくわかっていなかったのではないか?

神聖ローマ帝国を完璧にイメージ出来るようになった訳ではないが、神聖ローマ帝国と言う不可解(?)な帝国が、1806年まで存続し得たヨーロッパの不可解さを理解出来たことが、本書を読んだ一番の収穫と言えるだろう。
結局のところ、神聖ローマ帝国とは何だったのか?
 イタリア王国のベレンガリオ2世を倒して962年に「帝国」を打ち立てたオットー。しかし、その段階では、この「帝国」には正式な名前などなかった…。文字通り、ただの「帝国」なのである。そしてこの「帝国」は、あのヴォルテールに「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない」とまで言われ、ついには民衆からも見放され、1806年に歴史上からあっけなく消滅した。その流れを知る上で大変参考になる本。
 
 そして、なぜ後世ではこの国家が神聖ローマ帝国と呼ばれているのか?その謎に迫るための一冊。

 かつて、あのゲーテが若い頃に「我々は、地上の尊厳がその権力のあらゆる象徴に取り囲まれているのを目前にする」と称えたが、後にゲーテが青年となった頃には、老醜した姿にしか見えなくなっていたという「帝国」。

 あまりにも仰々しい称号を持った「帝国」の、繁栄と衰退を知る上では欠かすことの出来ない一冊。また、西欧史上のその時代における権力構造を如実に現した事件(カノッサの屈辱など)に深く関与し続けたこの国家を知ることで、西欧の歴史を一通り学ぶことが出来るだろう。ビザンツ帝国と共に、ヨーロッパの歴史を語る上で無くてはならない国家。それが、この神聖ローマ帝国である。
わかりやすい!!
誰でも一度は耳にしてるはずであるがそれが何なのかはよくわかっていない“帝国”である“神聖ローマ帝国”についての簡にして要を得た待望の入門書である。私のイメージでは半俗半聖の上杉謙信みたいなナイトがワンサカいて懲悪のための戦争に日夜明け暮れているというものであったが真実はやはり全くといっていいほど違っていました・・・それにしてもヨーロッパ人の抱くローマ帝国の印象というのは驚きの一言。
もう潰れて跡形も無いせいかもしれないが文明国であって侵略者のイメージは薄い。中国と違ってあちらでは誰でも皇帝を名乗れるわけではないというのも驚き。一緒に読んだ“英仏百年戦争”の知識もあわせ考えるとフランスというのはつい最近まで本当に田舎だったんですよね〜。(ましてイギリスなぞは)。勝ち組中心の歴史に我らはずっぽり嵌っている事に気づいたこと、それがこの本を読んでの一番の収穫ですかね。最後に昔世界史の授業で習ったザクセン選帝侯・・選帝侯の意味がいまいちピンとこなかったけどこの本でもやもやがすっかり晴れた気がします。全国三部会とあわせ西洋の歴史はやっぱり東洋とは全然異なるというのもしっかり学ばさせていただきました。二時間で読める新書。君主の名前は80%の理解に終わりましたがそれでもやはり世界史の空白を埋める意味で歴史好きの方には読む事を強くお勧めしたいと思います!
ローマ人の物語シリーズが終わることを心配な方へ・その2
その心配はありません。東については「生き残った帝国ビザンチン」があるなら、ドイツを中心とする西には同じ新書の一冊として本書があり、古代ローマ以降のヨーロッパの歴史を楽しむのに事欠かない、と断言できます。話は800年のカール大帝が西ローマ皇帝戴冠のときに抱いた、なにゆえにローマ教皇から戴冠されねばならないのか、という屈託から始まります。そもそも「神聖ローマ帝国」という称号が成立したのもこの「帝国」の長い歴史の中で比較的後になってからだということを本書で初めて知りました。このある意味正体不明の帝国の歴史を、ナポレオンによる「埋葬許可書」が出されるまで、カノッサの屈辱、ハプスブルク家の台頭、三十年戦争等のつぼを外さずに作者は手際よく整理してくれます。それにしても、「帝国」「皇帝」というコンセプトが、中近世を通じていかに西欧人を呪縛してきたかを本書で理解するにつけ、ヨーロッパ人のDNAに刻まれた、そして今のEUによる統合にもつながる、古代ローマ帝国の存在の大きさを改めて痛感することになるでしょう。星一つ減点したのは、本文中で!や?が頻発するのが私には気になったからですが、これは単なる好みの問題です。!や?の多さは本書のテンションの高さの証左でもあり、本書の内容自体についてはご心配なく、必ず満足できるでしょう。