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冷静と情熱のあいだ (文芸シリーズ) |
| - 角川書店 価格 ¥ 2,415 | |
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冷静と情熱のあいだ (文芸シリーズ)角川書店 価格(new/used): 2,415 円 / 250 円 より 発売日: (2001-06) アマゾン売上ランキング: 132161 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 14件 「忘れられないひと」がいる人生好きと嫌いにハッキリと分かれる作品であることは間違いない。 もしも、自分の人生の中で 「どうしても忘れられない恋」 「どうしても忘れたくないひと」がいるならば、 主人公のあおいと順正に共感できることと思う。 私は、あおいの恋人マーヴの、あおいに対する想いにも感動した。 順正の、あおいを忘れられずに折々に思い出して胸が苦しむさまにも共感した。 あおいは順正にもマーヴにも何も求めない。 最後、新しい未来に賭けて、一歩踏み出していく順正。 この愛蔵版でなければ、ふたりの物語は完成しない。 忘れられぬ想い・・・誰でも忘れられぬ人がいると思う。いくら後で素敵な人に出会っても、心の隅でいつまでもその想いがこびりついて離れない想い・・・ 偶然再会することは稀かもしれないけれど、再会したいという想いはどこかにある。理想と現実を昏倒してくれる作品だと思いました。 イタリアは奇跡の街・・・なのだろう二分冊のほうを片方ずつ読むのもこれを読むのも、それぞれ異なる味わいがあって良いと思うが、よほど気に入った人でない限り、二分冊とこれとの両方を試す必要はないと思う。 二人の作家の、こういった形の共同作は、かなりおもしろい試みだと思う。恋愛をする二人は別々の人なので、それぞれの登場人物の主体を、作家を変えて描く、というのは、けっこう合理性のある作戦なのかもしれない。 ただ、それならそれで、順正側は、もう少し「男」っぽい語りにしたほうが良かったのでは。男があんなに叙情的な言葉を並べるような、美しくていじいじした思考の仕方をするかな、と。やはりこれは、夢のような恋物語に憧れる女性向けの話なんだな、と思い、読むのを中止しようかと思ったくらい。 それとも、意外と男ほどいじいじして、その反面ロマンチストなのだよ、という意味が盛り込まれているのか。それはそれで納得させられるかもしれん。 そしてストーリー。ここに描かれたのは、奇跡。というか、夢。ありえない。でも、これはフィクションだからいいのでしょう。 わざわざイタリアを舞台にまでした恋愛小説で、結局当たり前のように「うまくいかないんだよねー。偶然って、そうそう起こるもんじゃないからさー。男と女も、離れてしまえばそうそう思い続けられるもんでもないしー」と破局されたら、それはそれで首を傾げて終わりだ。 しかし、偶然(運命と言え、と叱られるかも)性は別として、昔、二人が別れたときの順正の心境(数時間後、考え直したりしなかったのか)と、順正の親父の安直なキャラには納得しかねる。そして、この納得しかねる二つが、この物語を成立させる最重要要素だったりして。 リアリティにかけますこんなにタイミングよく、お互いを思いつづけ、再会する ことなんてあるんでしょうか? あまりにリアリティにかけるので読んでいて恥ずかしくなってきました。 現実なら、お互い思っている時期があっても、それがずれ、 結局再会できないものなのではないでしょうか。 ただでさえ日本人なのにイタリアっていう遠い設定なのに そこにこんなドラマチックな話もってこられるとついていけません・・・。 ありがち少女漫画によくある話だよなーって思いました。 この手の再会もの。 「俺あれからもずっとお前を思っていたんだ」「私も!」みたいな(笑) 舞台がイタリアってことくらいでしょうか、新しいのは。 「若い女性が行きたい国」で必ず上位にくる イタリアをつかうあたりが、なんかいやらしい。 無理やり、キレイな、憧れる話にしようとしているみたいで。 「年月を経てもお互いがお互いを思いつづけている」 これ、お互いが思いあっていたからこそ、美談なのであって、 痒い話です。 |