ロリータの温度

- 角川書店 価格 ¥ 1,575
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ロリータの温度


角川書店

価格(new/used): 1,575 円 / 45 円 より
発売日: (2000-12) アマゾン売上ランキング: 102639 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

読んでると悲しくなる・・・
死を恐れないことで永遠の少女になれたんだと思います。
一つ一つの話は短いけれども、その中に伝えたいことがぎっしりと詰まっています。 色々な死に方があるが“残酷さ”というのがなく、“切なさ”が後からジーンと来る感じがなんともいえません。
死という概念をどう受け止めながら読むかで読み方が変わってくると思います。
見たことも無いお話
六回死んだ少女達はいつも輝くように死んでいるように感じます。

悲しいけど優しくて冷血に見てしまうようなお話。
少女達のように死ねたらと読んでいて思いました。
少女達は一人では死なない。そんな優しい語り手の中で死んで行くのが魅力的です。
少女達ひとりひとりを表して行く言葉はとても綺麗で、その表し方にどこか惹かれます。

ひとつひとつのお話にひとりひとりがどこか惹きこまれると思います。

あたしも永遠の少女になりたいと願う。
永遠の少女。まずあたしはそれに憧れました。
この本は7つのお話で成り立っています。
そして語り手に「想像の中」で殺されていく形式です。
綺麗な言葉で綴られた、ロリータ℃の世界。
読み終わったあとに感動がある、とは言い切れませんがあたしは不思議な満足感を得られました。
個人的にお勧めは三章と六章です。

不思議な白倉由美さんの世界と、文体。
メンタルなお話が好きな方はお勧めです。