王子と乞食

Mark Twain - 角川書店 価格 ¥ 2,730
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王子と乞食

Mark Twain
角川書店

価格(new/used): 2,730 円 / 1,051 円 より
発売日: (2003-05) アマゾン売上ランキング: 164782 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

少年少女に伝えたかった事
1881年のマーク・トウェインの作品。舞台は16世紀のイギリス、9才で即位し15才で病没したエドワード6世が父王ヘンリー8世の崩御から戴冠するまでが舞台背景。頂上の身分にある王子であるエドワードと、彼そっくりの最下層の貧民の子トムが入れ替わってしまう騒動を描いた作品と言ってしまえば、皮肉たっぷりのドタバタ劇に聞こえ、映画「大逆転」の様なコメディを期待するかもしれない。読者を楽しませる上では確かにそういう効果もある。ディケンズやサッカリーの作品との比較もしたくなる所だが、これがさらに100年前のイギリスの作品であったら、反体制的で風刺的にも、裸の王様を通して社会と人間性をあざ笑う意味合いも含まれると言えるし、「水戸黄門」で喜んでいる人は考えた方がいいよと言いたい所だが、何より王政の時代の階級差を描いているので、現時代の資本主義社会の階級差とは別物であり、そこは深読みして考察するには多少的が外れてくる。現代社会で描くなら人間性のメンタルな部分でのポジティヴとネガティヴの対比で両極を描く「新・王子と乞食」とでも名付けれる作品を描く事も一興だ。話がそれた。しかし本作は19世紀のアメリカの児童小説家の大家の描いた作品である。確かに文中に後にプロテスタントを弾圧する若き日のメアリー(エドワードの異母姉、次期国王)に王子(入れ替わったトムだけど)が叱り付ける場面があったりと、時代背景に添ったカトリックとプロテスタントの是非を深読み出来る様な部分もあるが、そういう部分を深く描こうとしている作品では無い。背景はあくまで舞台道具である。そして夭折した王を主人公に選んでいるとはいえ、流星の様に燃え尽きたバルト帝国の雄カール12世を描いたヴォルテールの「英雄交響曲」の様な英雄賛歌でも無い。全ての若い人に捧げるとした作者が本当に描きたかった事、子供たちに伝えたかった事、それは思いやりの精神の大切さという事。作者が望んだ様に多くの若い人に読んで欲しい作品。頁を進める助けとなる魅力的な挿絵も素晴らしい。
おもしろかったよ。
 大久保博氏の、マーク・トウェインを、集めましたねぇ。傑作だ!!!おもしろいよ。
トウェインの名作の完全版
片やイギリス国王の世継ぎとして生まれ、宮殿で何一つ不自由することなく育ったエドワード6世。片やロンドンの下町の貧しい一家に生まれ、ボロをまとって贅沢を知らずに育ったトム・キャンティ。生まれも育ちも全く正反対の2人だったが、彼らは同じ日に生まれ、顔立ちも双子のように瓜二つだった。門番にいじめられるトムを王子が庇ったことで仲良くなった2人は、顔立ちがそっくりなことから遊び半分で服を交換することにする。ところがこれが原因でボロをまとった王子は宮殿を追い出され、トムは王子として宮殿に残る羽目に。・・・

格調高い表紙の挿絵に心を奪われたのですが、それもそのはず、この本は初版『王子と乞食』の挿絵を使っているのです。上品でありながら生き生きとした挿絵が物語をさ㡊??に引き立てています。

王子と乞食、全く正反対の2人が入れ替わるという設定が面白いです。やんちゃでどこででも騒ぎを巻き起こす王子の冒険と、乞食のトムが宮殿で困ってしまう場面が交互に紹介され、スリルとユーモアにあふれる魅力的な物語になっています。それまで煌びやかな世界しか知らなかった王子が、やがて自分の国の社会を目の当たりにしていく様子も、実に丁寧に描かれています。夢中になって読みふけってしまいました。

トウェインの名作が完訳版で登場!
片やイギリス国王の世継ぎとして生まれ、宮殿で何一つ不自由することなく育ったエドワード6世。片やロンドンの下町の貧しい一家に生まれ、ボロをまとって贅沢を知らずに育ったトム・キャンティ。生まれも育ちも全く正反対の2人だったが、同じ日に生まれ、顔立ちも双子のように瓜二つだった。門番にいじめられるトムを王子が庇ったことで仲良くなった2人は、顔立ちがそっくりなことから遊び半分で服を交換することにする。ところがこれが原因でボロをまとった王子は宮殿を追い出され、トムは王子として宮殿に残る羽目に。・・・

格調高い表紙の挿絵に心を奪われたのですが、それもそのはず、この本は初版『王子と乞食』の挿絵を使っているのです。上品でありながら生き生きとした挿絵が物語をさらに引き立てています。

王子と乞食、全く正反対の2人が入れ替わるという設定が面白いです。やんちゃでどこででも騒ぎを巻き起こす王子の冒険と、乞食のトムが宮殿で困ってしまう場面が交互に紹介され、スリルとユーモアにあふれる魅力的な物語になっています。それまで煌びやかな世界しか知らなかった王子が、やがて自分の国の社会を目の当たりにしていく様子も、実に丁寧に描かれています。大久保博さんの訳文も生き生きとしていて、夢中になって読みふけってしまいました。