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キャラクター小説の作り方 (角川文庫) |
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キャラクター小説の作り方 (角川文庫)角川書店 価格(new/used): 660 円 / 423 円 より 発売日: (2006-06) アマゾン売上ランキング: 8437 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 8件 インチキ評論実に呆れた本である。なに、大塚がラノベが好きであり、若者がラノベを書くことを推奨したいというなら、すればよろしい。しかるに「蒲団」などをダシにして語られる「近代文学」論の何たるインチキぶりであろうか。これを何も知らない者が読んだら、日本の近代文学というのは、「蒲団」と徳田秋聲から始まって、今日に至るまで私小説が主流であると勘違いするではないか。そこには馬琴も硯友社も二葉亭も谷崎も芥川も菊池寛も「家庭小説」も何もなくて、突然新井素子が、私小説ではない小説の書き方を発見したみたいになっている。冗談ではない。本当に大塚は説経節や民話以外の文学について何も知らないのだろうか。これで「文藝評論家」のつもりなのだろうか。 キャラクター小説の貶し方”作り方”と題名にあるが、全体の30%程度がそれに該当する。つまり作り方は大して説明されてはいない そもそも”作り方”を説明しようと思えば100ページほどで可能だし、小説などその程度のものなのだ 読み物としてはそこそこ楽しめる。9・11テロの話も少しだけ出てくる。冗長なのは作者の思想が書かれているからであり、故に創作論自体は少ない 手塚治虫大好き、柳田國男ちょっと好き、改憲反対、アンチハリウッド、アンチアメリカ、ライトノベルへの失笑。ここらに共感する人は薄っすらと楽しめるはず 青少年はプロパガンダに注意著者は物語創作の方法として、テーブルトークRPGを引き合いに出しているが、テーブルトークRPG関係者から小説家になり、しかも今も読むに耐える作品を書いている作家は、私には細江ひろみしか思い浮かばない。さらに細江ひろみの作家としての才能はテーブルトークRPGに関係したことによって培われたものではなく、逆に最初から小説家としての才能を備えていたからこそテーブルトークRPG関係者として働けたのだと言える。 最初にこの本を読んだときは実に面白く興味深く有用であると思ったが、上記の事実に気づいた今となってはこの本の価値はない。 しかも、全編にわたって作家としての立場から出版業界への皮肉と苦言に溢れており、最後のほうは完全にプロパガンダになっている。 このプロパガンダは理屈としては一見理にかなっているように見えるが、理屈は理屈でしかなく、著者の政治的立場の如何によってはいかようにも変えられるものなのである。 この本のもとになった記事が連載された雑誌が十代が主な読者層である児童小説雑誌であることを考えると、このプロパガンダの表明目的は政治的意図に満ちており悪質である。 よって、評価は厳しくした。 小説家を目指している方は必読では?編集者のレビューが、作家の目から見ると、実はまるで的外れである、というところから始まり、日本の小説の系譜など、幅広い基礎を身につけられる本だと思う。 とくに、ベストセラーのストーリーにはある程度の法則があること、キャラクターの属性はストーリーに密接にかかわりあること、などは本をいくら読んでも身に付くものではなく、こういう現役作家の講義を一読はするべきでしょう。 作家を目指さない人も、小説のストーリーに夢中になる以外の楽しみ方を発見できます。 物語を作るということ。大塚氏曰くここでいうキャラクター小説とは”スニーカー文庫のような小説”のことである。 ここ数年で、すっかりスニーカー文庫のような小説はライトノベルという呼称を獲得し、それなりの地位も確保してきたように思える。 読者層も少しずつではあるが広がっているように思える。 しかし”ブンガク”として認められているかといえば、そうでもない気がする。 ジュニア小説・ヤングアダルトとよばれるその分野で書いていた作家たちが芥川だの直木だの賞を得るようになった。 だが、今現在書いているものはそれとはすっかり変わってしまっている。 大塚氏の言うキャラクター小説の作り方というのは、物語には一定の法則があってそれに倣って物語を作っていけばある程度面白いものが書けるというものである。 昔話からジブリアニメまで、氏の提示する法則に沿って解説が加えられておりハウツー本しかり、読み物としても面白い作品だった。 |