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DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川... |
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DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)角川書店 価格(new/used): 580 円 / 74 円 より 発売日: (2006-05-25) アマゾン売上ランキング: 53569 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 16件 最高の夏が終わった。上巻から下巻まで次を読みたくてページを進め、気が付けば一日で読み終えてしまった。少年たちの夏が終わった。それでもまた夏はやってくる。飛び込み台のあるプールを見つけたら彼らを探してしまいそうだ。 あまりの面白さに読みさしにすることができず、おしまいまで一気読み!!富士谷要一(ふじたに よういち)の心の葛藤と決断を中心に話が展開する「三部 SSスペシャル’99」。要一、知季(ともき)、飛沫(しぶき)、三人の熾烈な戦いを描いて実にスリリング、手に汗握った「四部 コンクリート・ドラゴン」。あまりの面白さに読みさしにすることができず、おしまいまで一気に読まされてしまいました。 上記、三人の少年たちのメイン・キャラ以外にも、彼らのコーチを務める麻木夏陽子(あさき かよこ)、要一の父・敬介(けいすけ)、飛沫の恋人・恭子(きょうこ)、日水連の前原(まえばら)会長など、脇役陣のキャラがとても個性的で、生き生きと描き出されているんですね。だから、より一層、メイン・キャラの三人の少年たちがくっきりと、輝いて見えるんだろうなあ。 しのぎを削る戦いの後の、コミカルなエンディングもよかった。あの小道具、あの人物が、ここに来てこんな形で活躍するとは・・・・・・。思わず、くすりとさせられましたねー。 下巻の巻末解説は、作家の佐藤多佳子。色んなところで頷かされる解説文で、「全く、そのとおり!」って共感しましたよ。 とにかく、一旦読み出して、気づけば夢中になって頁をめくっていた小説。来月開催する北京オリンピックの前に読めたってのも、グッド・ダイビングじゃない、グッド・タイミングだったな。うん、これはむちゃくちゃ面白くて、胸がじんと熱くなる作品です。 「何か、ほんとに面白い小説、ないかなあ」と探している方に、自信をもって本作品をおすすめしたい! 読んでいられない、でも読まずにはいられない!下巻では、前半にサラブレッド・要一の悩みと希望をめぐる物語が語られたあと、後半ではいよいよ三人の夢をかけた競技会に突入します。 三人にすっかり感情移入してしまった小生、三人とも勝たせてやりたくて、でも誰かが何かポカやらかすんじゃないかとホントに心配で、とても読んでられない状態です。でも、読まずにはいられません。三人の演技を最後までしっかり見届けてやらなければ、なんて、まるでコーチにでもなったような心持です。 甘いことばかり語られているわけでは決してないけれど、読み終わったあとの、この爽やかさ、清々しさ、そして歓び。「一瞬の風になれ」の佐藤多佳子は、中学生の頃にこの物語を読み、好きな本が終るのが悲しくて、自分勝手に「続編」を書いたりしていたのだそうですが、「分かる、分かる、分かる」って感じです。 この森絵都という作家、ひょっとしたら神が降りているのかもしれませんね。 飛び込み競技、観てみたいなぁ面白かった。 書くことが思い浮かばないけど この感動を消化するために何か書かないとどうしようもない。 彼らの瑞々しくてさわやかな日々に大きな憧憬をこめて・・・ どうでもいいことだけど、1つだけ。 トモキの最後のダイブ、描写がされていなかったのはすごく日本らしくて好感が持てた。 というのも、和歌文学でもその法則(?)はあてはまるらしい。 歌集の恋の歌は、初恋〜破局までを詠むが 恋の絶頂期である部分は歌集には載らない。 それは、最も輝くときは和歌などでは描写できないという意識のためだという。 その部分が描かれなかったおかげでもっとリアルで美しい、 スッキリした作品になったかなと思う。 読み続けた、そして終わった読了後の爽快感! 沖縄の海にDIVEするような(飛沫は北の海だけど)感覚がイイ! 「正義のミカタ」といい、この「DIVE!」といい、思春期の青年(長男)はこんなに面白い本を読んでいたのか! お父さんとしては悔しいぜ! このレビューをいつか息子が探して読んだら、きっとニヤッとするだろう。 今度は期末試験中に読んでた「ジャンパー」を貸してくれ! 息子よ、お前の本の選び方こそ「DIVE!」、飛びぬけてるぜ! |