バッテリー 6 (6) (角川文庫 あ ...

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バッテリー 6 (6) (角川文庫 あ 42-6)


角川書店

価格(new/used): 540 円 / 277 円 より
発売日: (2007-04) アマゾン売上ランキング: 5117 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 23件

あさのさんの思い入れと偶像が物語として像を結ぶ。
主役、準主役級の原田巧、永倉豪、門脇秀吾、瑞垣俊二は皆個性派で優秀。でも、心技体ともレベルが高すぎて人というより神、ロボットに近い。
脇役ながら、新旧キャプテン海音寺と野々村そして原田、永倉の同級生沢口、東谷、吉貞がそれぞれ魅力的。この本は老成した登場人物が多く葛藤を抱えながら野球に真剣に取り組む、そんなところがジュブナイルに人気が出たのでしょう。
この巻の最後は宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘のような対戦が始まったところで終わります、
いつか続編をかくのかな。
子どもたちの成長に驚きです。
1巻から6巻まで、ずーっと小生意気な困った子だと思っていた巧。
でも、彼も確実に成長しています。
人の言うことなんてどこ吹く風だったのに、友だちの言葉に素直に耳を傾けはじめているし。
こんな彼をしっかり理解し、フォローし続けた野球部の先輩たちも立派です。
なかなか老成しすぎてるんじゃない?って気もするけれど、少年であるからこその大人っぽさなのかもしれませんね。
ラストはやはり、この結末しかないだろうなぁ・・・と思ってたら、その通りになってて。
できれば、その予想を裏切って欲しかったです。
あさの先生お疲れ様です!
私が初めて「バッテリー」を手にとったのはたぶん中学に入る前くらいだと思います。完結ということであらためて一巻から読みかえしてすごく懐かしい気持ちになりました。小学生の頃は劣等感や他人に対しての嫉妬、そういう負の感情を持つようなこともなく巧たちの気持ちとかを理解しないままただ読んでいるだけでした。今読みかえすと巧たちの気持ちはよく分かります。人生に躓いて疲れてしまった時、バッテリーを読みかえしてみてください!勇気がでます!
試合で決着はついても、成長過程での決着は持ち越される?
因縁の対決・・・というと大げさかもしれない。
けれども、自分たちより上手なチームと試合ができる。
それも、自分たちが交渉・練習といった努力を積み重ねてきたから。
さて、試合の行方はどうなる?
巧と豪は、最後にどんなバッテリーを見せてくれる?

こんな風に、5巻から6巻を楽しみにしていた読者は多かったのではないか。
けれども試合の決着は、明かされなかった。

この作品を「少年の成長」として読むか、「野球物語」として読むかによって評価はかなり割れると思う。
タイトルが「バッテリー」であるにもかかわらず、この物語は「野球の試合」としては完結しなかった。
結末まで見せず、余韻を見せる終わり方は珍しくない。
だが6巻という長編で終わりを見せない、というのは読者の心に少なからず不満を与えてしまったと思う。

しかし「バッテリー」を「巧と豪」の成長の物語として読むなら。
それはこの終わり方でもまずくないと思う。
最初から大人びた主要人物の二人だったけど、それでもまだ瑞々しく成長していく。
大人の言う世間体、自分たちの中での葛藤、様々なものを飲み込んでもがいていく様子は
読んでいるこちらも熱くなる。

全編を通して、人物の描写、環境の描写が上手い。
読者の想像を容易にする簡潔で無駄の無い文章はすごいと思う。
描かれたのは「少年」
このシリーズは、読みたい、でも、最初の行を読むまでに時間がかかる。でも、読み始めたら止まらない、というものだった。
それだけ、登場人物たちが真正面からぶつかってくる、読むのに気合がいる凄い作品だったのだろうなと思う。

横手との決着は、私はつかなかったからこそ良かったんだと思います。
決着を描かなかったからこそ、彼らの心情描写やそれまでの過程が生きるんじゃないかと。
だから、続編になかなか手がのびない。
結果は、読者の思うままでいいのではないでしょうか。
あさの氏が書きたかったものは、あとがきでご自身が何度も述べていらっしゃいます。
青春とか兄弟愛とか、そういった言葉では言い表せないもっと深いものが、
このシリーズには流れている気がします。

中学生も、自分の好きなことに関しては真面目に、真剣に考えているもの。
時には大人が舌を巻くくらい、しっかりとした考えを持っている子もいる。
一概に、中学生らしくない登場人物ばかり、とも言えない。
沢や東谷なんて、寧ろ中学生らしいじゃありませんか。
小学校高学年から中学生で、このシリーズを読みきった子を何人も知っていますが、
彼らこそ、いろんなことを感じ取っています。
野球小僧で本を全く読まなかったのに、
この作品で読書の楽しさを知ったという小学校6年生もいました。