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冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫) |
| - 角川書店 価格 ¥ 480 | |
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冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)角川書店 価格(new/used): 480 円 / 1 円 より 発売日: (2001-09) アマゾン売上ランキング: 7830 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 72件 男らしい小説自分の未来に不安を持ちつつも、あおいとの約束事に唯一未来を感じながら生きる主人公。愛とは何か、悩みまくったに違いない。十数年も同じ人を思い続ける事ができる人はそういないし、その点は尊敬できる。 タイトルも面白いよね。冷静になるべきか、情熱的になるべきか、駆け引きの上で非常に重要な問題。そのあいだでどう戦略を取るか。駆け引きだけではない。冷静と情熱的な登場人物がちゃんと区別されている。 フィレンチェの情景の描き方が好き。辻仁政にしかできない独特の言い回しである。 個人的にはRossoから読むのを勧める。 江國香織の才能にのっかった寄生虫江國香織との共同執筆で、映画化され話題になった恋愛小説。こちらは青の物語。 俺は先に江國香織のRossoを読んでいて━━赤から先に読んだ方がいいと聞いたので━━これをあとから読んだのだが、何だ、これ。 一言で言うと、女々しいんだよ! これが男の描く小説? 執着しすぎだろ、過去に。あおいに。 おまけにありえない描写が多すぎる。 「青空はどこまでも高く、しかも水で薄めた絵の具で描いたように涼しく透き通っている。霞のような雲はまるで塗り残した画用紙の白い部分みたいにその空の中を控えめに漂い、風や光と戯れるのを喜んでいる」 って…。 お前は誰? と言いたい。本当に男なのか? と。 ぬるいんですよ、彼の小説は。口当たりの良さそうな言葉をさも詩的に描いたようにみえるが、よく読めばこれはちっとも詩じゃない。ポエムだ。 江國香織を見習っていただきたい。彼女の小説こそが詩的であり、また口当たりの良さそうな言葉の中に毒と残酷な事実を含んでいる。 本当に芥川賞作家? 江國香織のほうがよっぽど芥川賞にふさわしい。 最近は韓国で人気の女流作家と共同執筆で小説を発表したが、そうでもしなきゃこいつは生き残れない。江國香織を利用したとんでもない男。 笑える恋愛小説が読みたいなら、辻仁成と島本理生をおすすめします。 ストーリーのスピード感がたまらない久しぶりに「先が読みたい」とどんどん読み進める本にあたった。 昔別れた恋人が、それぞれ別々の生活をイタリアで送っている。 しかし互いに忘れらず「30歳の誕生日にフィレンツェのドゥーモで会おう」という 約束に向って物語は突き進んでいく。 そのスピード感がたまならかった。 辻さんの描く男と、江國さんの描く女が一体どこで一緒になって新しい物語を紡ぎ出すのだろうか。 8年ぶりの再会に起こる出来事は何だろうかと、先を読み進めていた。 自然に物語の中に入り込めます。同じタイトルの違う作家(辻仁成・江國香織)による2冊の本....コラボレーションなんだそうです。 こちらは、男性の立場から書いた作品です。 学生時代の恋人「あおい」との約束....10年後の「あおい」の誕生日にドゥオモで会う....を糧に生きてきた「順正」の心の葛藤を中心に描かれています。 自分の経験に思い至りながら心の中で「順正」に後悔しないようにしなければいけないよ、と語りかけてしまいました。 情景描写も上手く、自然に物語の中に入り込める作品です。 敢えて、難を言えば「順正」を美化し過ぎているところかな。 よい素材を無難に料理している印象メビウスの輪のように、表裏一体となった2つの物語。 こちらは辻仁成による、阿形順正のストーリー。 ひとつの小説として読んだとき、 あんまり高い評価を与えられる一冊ではない。 どうも物語の焦点がひとつに定まらない。 決して個々の要素は悪くないのだが、 掘り下げが浅いので今ひとつ腑に落ちない。 冷静と情熱って言葉はよく出てくるけどね。 過去と未来とつなぐって修復がたしかにあるんだけど、 しかしそれが最後に現在に収斂していく過程が急すぎる。 結果、主人公である順正の葛藤も それほど読者の胸に迫ってこないんだよなぁ。 |