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受精 (角川文庫) |
| - 角川書店 価格 ¥ 900 | |
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受精 (角川文庫)角川書店 価格(new/used): 900 円 / 187 円 より 発売日: (2001-09) アマゾン売上ランキング: 223657 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 8件 男のロマンでは?私は著者の作品はわりと読んでいて、ファンとまではいかずとも好きであると思う。 だけれど「妊娠」はただでさえデリケートな問題なのに、著者は思慮にかける部分があると思う。 すべての女性の中で母性と愛と妊娠が関連づいているかは限らない。 愛する人を失い、せめて彼の子供を・・・と思う女性は著者が想像するよりは少ないのではないでしょうか?思ったとしても安易に受精や出産を考えるものでしょうか? 死んだ男の子供がほしい これは男性のロマンではないでしょうか。 そして卍の必要性は、どうなのでしょう。彼らの中で行われていることかもしれませんが、この作品にあえて絡めなくてもよいのではないかと思いました。 試しに、卍の存在を切り取ってもストーリーは展開します。何も世界各地に潜伏している組織はこれだけではないでしょうし。 これもまた著者のロマンなのでしょうか。 他の方も指摘していましたが、固有名詞で先が見えてしまいましたし「余分」以外の何も感じませんでした。 でも一気に読ませるスピード感はよいと思いました。 冒険小説を読まない人向けこれまで読んだ帚木作品の中では、ダントツに退屈で面白くなかった。 オデッサ、レーベンスボルン、サイモン・ヴィーゼンタール。 これらの言葉が何を指すか分かる人は、恐らくあっという間にオチが分かってしまうのでお薦めしない。 ブラジルから来た少年。 この言葉の意味の分かる人には、尚更お勧めしない。 で、読み始めてすぐにオチが分かった身としては、明らかにおかしな話を盲信したお嬢さんが南米のリゾート地で楽しく過ごす様を、長い物語の半分も費やして描いているのに呆れ、飽きた。 左卍からアレを連想しないってのも常識を疑う。 受精鍋たとえば船の長旅のお供には是非おすすめの一冊。 結構なボリュームなんだが、読み出すと止まらないので、船の揺れを忘れる。下手な酔い止め薬を服用して寝込んでいるよか、よっぽど楽しい船旅になること請け合い! ちょっと過激なタイトル、カバーのサミングからは熱烈恋愛小説風。だから、のっけからねちっこいラブシーンが展開したりもする。 しかしながら、繰り返される描写の中に一筋、また一筋とセンサーに触れるきな臭さが、読み手を本から離れさせない。 その異質な一筋を踏み重ねるにつれ展開の予測は確信へと固まっていく。巧妙に敷き置かれた「布石」は適度に読者の優越感と好奇心を募らせる。 恐ろしくドラマチックな展開は荒唐無稽とも言えなくはないが、さすがに科学者・医学者・精神科医としての著者の見識に裏打ちされると、結構興味深い刺激となり得る。 ちょうど、鼻水たらして汗をかきかき激辛チゲ鍋をつつくにも似て、「辛い、辛い!」と言いながら平らげてしまう。 もちろん、鍋は辛いばかりではない。新鮮な魚介類や野菜がたっぷり使われてもいる。 先端の医療、精神科医から見通した「悲しみ」の構造、緻密な歴史解釈。そして舞台は日本からブラジルへ移り、登場人物は日本、日系ブラジル、アフリカ系ブラジル、韓国、仏、独と国際色も豊か。 では、なぜ「受精」鍋なのか? いや待て、待て。それを言っちゃー、おしめーよー。 あくまでも、独特な手法で読者を誘う著者のミステリー手腕に身を委ねるべし! すばらしい私は古本屋でこの本をたまたま買って夢中で読みました。もちろんこの著者の本は初めてです。いまだかつて本を読んでこんなにドキドキしたことはありませんでした。評価している人はいまいちだと書かれてますが、この本を主観的に見た場合、科学的なことについて、異国文化について、そして歴史について、本当によく調べつくされているなと感心しました。科学者であるがゆえになしえた業なのかもしれません。帚木氏のファンになりました。 この本の中で「自分が死んでしまえば、彼を覚えている人間が一人少なくなる。」という部分がありました。この言葉に私は一番ショックを受け、また感動もしました。今まで私は自分の愛する人が消えてしまったら自分も消えてしまう、あるいは自分自身の手で消し去ってしまうと信じていました。そうすることが愛の証であると。しかしそれが間違えであること。どんなに辛くても「覚えている」ということが、どんなに大切であることか改めて考えさせられました。 最初に読む本としてはオススメできません帚木氏の本を最初に手にしようとする方には、この本をオススメできません。何冊か読んで帚木氏の世界にハマった方には「え?」と思えるような内容だと思います。ちょっと物たりない気もします……。 作品の登場人物の「出産」に対する執着には同じ女性として「????」と思うような部分もありますが、不妊症に悩む女性の気持ちとして考えるとこの執着心も納得できます。 |