書籍
|
|
|
CD
|
|
|
DVD
|
|
|
ゲーム
|
|
|
ソフトウェア
|
|
|
家電
|
|
|
キッチン
|
|
|
おもちゃ・趣味
|
|
|

|
|
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
江國 香織
角川書店
価格(new/used):
480 円 /
1 円 より
発売日:
(2001-09)
アマゾン売上ランキング:
29848 位 文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5
/ 総数: 104件
一つの愛に彷徨う二人の10年の物語
私はRossoを読んでからBluを読みました。この〈赤の物語〉のおかげで江國香織さんという類稀な作家に出会えて良かった。江國作品に一貫する叙情的で今にも感情が堰を切ってあふれ出し泣きだすような文章は、多分本作が最高ではないでしょうか。特に風景描写が素晴らしく美しい。 “また雨になりそうだ。木々の緑が風に枝ごと一斉に揺れる。不穏な音、水を含んだ空気の匂い。うす墨を流したような風の流れるミラノの街”“トルマリン色の朝”“午前二時のお風呂場は夜と湯気の匂い。私は途方に暮れて泣きたい気持ちになってしまう。こんなにそばにいるのに、こんなにちゃんと暮らしているのに” 江國さんは雨がとても好きらしく、どの作品にも必然的に雨の描写が書き込まれている。私は胸の中いる〈誰か〉の代わりに惰性で別の人を有するという生き方が大嫌いだけど、主人公が最後の最後できちんとそういった物事に決別して一人になったことは良かったと思う。一人になる事で真に自分がどうすべきかに気付き走り出す事が出来たのだから。男性側の視点で書かれたBluは辻ファンでない限り好きにはなれない。本当は重いのに努めて軽く生きようとしているあおいに比べ、〈青の物語〉で描かれる順正は重苦しく何処までも後向き。これならドゥオモでいっそ出会わなくても良かったのでは、と思えるようなネガティヴ指向の男性に感じる。二人とも心に住む愛する者の面影を求めて今傍らにいる恋人に傷を負わせてしまう同類の人間であり、その過ちに気付くのに10年の月日を要した。そんな愚かな部分も含めて「冷静と情熱のあいだ」の曖昧さを私は好きだと思う。一度は読んでみて。
生涯の1冊
主人公あおいのもどかしい恋愛観人生観も、人間の本質を見るようで印象に残る1冊でした。
ストーリもさることながら、イタリアの雰囲気が手に取れるような描写には、いつも心が旅をします。自分的には、何度読んでもあらゆる場面が心に響く1冊です。
賛否両論あるけど私は好き
あおいと順正。二人はいつも冷静と情熱のあいだを行ったり来たり。
逢えない10年。気持ちが枯れたり死ななかった10年。
誰かとこんな密接に関われてしまった事は幸福とも地獄とも言えるだろうな。
あおいのほうが情熱的。そんな風に感じるのは私だけではないはず。
男はROSSOを。女はBLUを。
異性の作家から読まれることをオススメしたいです。
男女で評価が分かれる
Blueを読んだ後Rossoの冒頭を読むと、それだけで涙を誘われる。
主人公あおいは冷静で、思っている事を外に出さない。唯一出せたのが大学時代付き合った阿形順正。順正はあおいのすべてだった。絶対別れずにずっと一緒にいるような存在だった。しかしある事がきっかけで順正に拒絶される事に。30歳の誕生日、10年前の順正との約束を果たされるのか…?ここまで冷静なあおいを情熱的にしてしまう順正の力。冷静と情熱のあいだで繰り広げられる2人の恋愛、いや彼らの人生そのものすべてである。
初めて読んだときはこの小説の良さが分からなかったが、2度目の今回は、一貫するあおいの性格に共感できた。しかし男性はこの小説に共感できないかもしれない。Rossoを読んでからBlueを読むのをオススメします。
男女の考え方の違いが顕著にわかります。
最初に江國さんのRossoを読み、次にDVDを借りてじっくり見て、最後に辻さんのBluを読みました。
とても面白かったです。
ストーリーがというわけではなく、この試みが。
それぞれの立場、表現の仕方の違いによって、
出来事は同じなのに登場人物のイメージが大きく異なります。
映画はもちろん、登場人物の顔も、洋服も、声も、しゃべり方も
すべて視覚から入ってくるのですが、
江國さんの著書から受ける「イメージ」とは相当隔たりがありました。
どちらかというと辻氏寄りの映画だと思います。
それにしても主観と客観、男性と女性、重点を置いて書き綴っている部分の違い。。。
そしてタイトルの「冷静」「情熱」の表現方法も
あまりにも違うので興味深かったですね。
|
関連商品
関連広告
|