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落下する夕方 (角川文庫) |
| - 角川書店 価格 ¥ 560 | |
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落下する夕方 (角川文庫)角川書店 価格(new/used): 560 円 / 1 円 より 発売日: (1999-06) アマゾン売上ランキング: 46025 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 45件 う〜ん・・江国さんらしい作品と思う「落下する夕方」・・最初、タイトルがなんじゃこりゃでしたが、本書内の江国さんご自身の「あとがき」でなんとなくワカったような気がする。「江国さんらしいや」という感じがしました。 あらすじなどは皆さんが書かれているので、割愛しますが、登場人物の「華子」はそうですね、「猫」のような雰囲気を感じますね。なんとなく。 飼い主の心を見透かす、でもさびしがりやで自由奔放な「猫」のようです。 映画(1998年映画化)では 「梨果」の役は・・原田知世さんで、 「華子」の役は・・菅野美穂さんですか。ナルホドな気がします。 奇妙な同棲生活自分がふられて別れることになった男が好きになった女性と同棲するという奇妙なストーリがおもしろかった。そんなことはおかまいなしに振舞う華子がいかにも冷たい人間であるかのように思えるのだが、彼女自身には全く悪気がない。彼女が発するオーラみたいなものに取りつかれた男が勝手に彼女に言い寄ってくるだけで、そんな生活に疲れて一人で自由に生きようとする華子の気持ちが伝わってきた。 たこ焼きが食べたくなった人のこころはコントロールできない。 近くにあったはずだったのに、突然遠く離れてしまうことも多々ある。 手元に引き寄せたくたって、どうにもならない。もう取り戻せない。 読んでて非常に重く悲しくなるので一度本を閉じるんだけど どうしても気になってまた開いて読み続けてしまう。 最後までそんな感じだった。 自由で、人の気おかまいなしで、ふわふわすきなようにして 簡単に寝て、急にどっかに消えて、すごく美しくて。 本人は「何もしてない」のに、周りの人間は勝手に魅了されて どんどん彼女に巻きこまれていってしまう。 こういうへたするとただのビヤッチになりえる女を 魅力的に書ける作家さんてすてき。 吉本ばななのN.Pの萃 野中柊のチョコレット・オーガズムのヒカル 村上春樹のダンスダンスダンスのキキ。 キキはそんなにでてこないか? 「はやくゲームオーバーにならないかなあって、いつも思っていた」 だけど最後の自殺はムリヤリな気がしました。 なんか えーそりゃ、ちょっと。 って。 映画にもなったんですね。今度機会があったら観よっと。 切ないというコトバの意味を知りましたもともとがさつで、オトコっぽいといわれる私ですが、 学生のときにこの本を読んで、初めて「切ない」と思いました。 この本を読まなければ、もしかしたら感じることができなかった気持ちだったかもしれません。 この本を読んでいる間は、ずっと夕日が照っていて、オレンジ色の世界が広がります。 読んだ人にはわかると思います、この感覚。 その感覚をあじわいたくて、繰り返し呼んでしまう本です。 華子初めて読み終えたとき、私はバスタブの中にいて、 そのまましばらく動けなくなってしまった。 こんなことは初めてだった。 何度読んでも、華子に恋をしてしまう。 華子に会いたくてまた読み始めて、読んでいるうちに胸が苦しくなってくる。 それでも、読み終えると、また華子に会いたくなる。 初めて読んだ夜以来、彼女のことが頭から離れない。 悲しいわけじゃないけど、胸がぽっかり空いて、でもその感覚をまた味わいたくて、 『落下する夕方』に何度も何度も旅をする。 そんな感じです。 |