冬の保安官 (角川文庫)

- 角川書店 価格 ¥ 700
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冬の保安官 (角川文庫)


角川書店

価格(new/used): 700 円 / 1 円 より
発売日: (1999-11) アマゾン売上ランキング: 154708 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件

SFハードボイルドから温泉街のハードボイルドまで
短編集です。それぞれ趣の違う秀作ぞろいで、後で何度も読めるお買い得な一冊です。

私が好きなのは「ナイト・オン・ファイア」。
もともとは女優の浅野ゆう子さんの写真集に掲載されたという作品です。アメリカに住む日本人女性が、恋人と恋人の息子を某国の独裁者に殺され、復讐するというお話です。
マンガなどによくありそうな話ですが、復讐を決意するまでの心の動きや、銃の選び方・訓練の様子など、さすが大沢先生という描写力です。
対戦車ロケット弾まで飛び出しますが、一番の目的である独裁者とはまったく凶器を使わずに一対一の腕力だけで渡り合います。その部分は殺人のシーンであるのに、感動的です。ハードボイルドを読んだことのない女性の方にぜひ読んでもらいたい作品です。

あの、大沢先生のファンなら、ラストの「再会の街角」を見逃せません。名前こそはっきりとは出ていませんが、大沢作品の様々なキャラクターや店が出てきます。
「佐久間公シリーズ」「新宿鮫シリーズ」「アルバイト探偵シリーズ」「氷の森」「ジョーカーシリーズ」「六本木聖者伝説」、私が確認できたのはこれだけです。
意味深な会話に、大沢ファンであればあるほどはまってしまうはず。
ちなみに、いつもは一人称の某アルバイト探偵が「少年」として書かれているだけでも買う価値充分でしょう。