オヨヨ島の冒険 (角川文庫―リバイバルコ...

- 角川書店 価格 ¥ 460
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オヨヨ島の冒険 (角川文庫―リバイバルコレクション)


角川書店

価格(new/used): 460 円 / 300 円 より
発売日: (1996-11) アマゾン売上ランキング: 29636 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 3件

今読むと色々難しいが、小林信彦氏の他著書を読む上で必読の一冊
1972年生まれで1974年発表の本書をリアルタイムでは当然経験しておらず、漫画ばっかり読んで「本」を全く読まない弟を見かねた兄に勧められて渋々読み出したのが小学生高学年になった1983年頃のことでした。
その後、後々つづくオヨヨ大統領シリーズの順序も無視し(!!小学生ならでは??)、とにかく本らしい本を初めて自分の意志で読んだのがこのシリーズであった。
初体験の印象が強烈に記憶に残っており、大人になってもう一度読み直したいと思っていたが絶版状態で新本での入手は絶望的、稀にネットで古本が出回っても一冊4,000円前後の高額値段設定が多く、本書の価値が分からない(!!)町の古本屋さんで出会うしか再開の芽はないと腹をくくっていた。
(小林信彦氏著「日本人は笑わない」から部分的に理屈を拝借すると、4,000円前後という古本の値段も、本書が刊行された1974年の他の物価(例えばざるそば)と2008年の現在の物価上昇率を考えると、文庫本だけが不当に低い上昇率に抑えられているので2008年であれば4,000円は行き過ぎにしても3,000円程度を妥当と評価しても良いかも知れません。ただ私には本書にたいしてそこまでの覚悟がなかっただけ)。
半ば諦めていたところ、ひょんなことから復刻版が出ていることを知り、値段も手頃だったので購入しました。
内容についてですが、小学生高学年から中学生を対象に書かれているので30歳を過ぎた今読むと作品の深さとしては物足りない(あたりまえか)。
現在の少年少女が読むには内容が古い(これもあたりまえか。故淀川長治を知らない世代にはギャグやパロディも伝わりにくいでしょう。)。
残念ながら小学生の頃に感じた興奮を、色々と世の中の仕組みを当時よりは理解した今読み直して感じることはできませんが、本書の根底にながれる世の中を斜に構えて眺める著者の姿勢が後の「唐獅子株式会社」や現在でも入手可能でギャグ路線とは異なる「ぼくたちが好きだった戦争」や「怪物が目覚める夜」にも受け継がれており、これを再認識するという点で本書を読み直すことは非常に意味がある。
小林信彦ファンで小生のように比較的若く(??)まだ本書を読まれたことがない方がいらっしゃったら一度読まれることをお勧めします。
オヨヨのヨ
小学生の時に“オヨヨ”の響きだけで手にした本です。
それまで図書室で借りるか、課題図書で仕方なく買うか以外
小説を自分の意志で買って読んだ事なかった僕ですが
この作品を読んで、「こんな漫画みたいに面白い小説があるのか!」と
目から鱗でした。
挿絵のイラストも好きでしたよ。(多分、和田誠)
いま読んでもおもしろいよ!
世界征服をたくらむ謎の人物オヨヨ大統領と、それを制止しようとする人々の、ユーモアいっぱいドタバタ騒ぎの大冒険シリーズ第1作目。
この作品、もともとは作者の弟の子供のために書いたとあって、文体も子供向けなのですが、ジュブナイルといってバカにしてはいけません、こんなにおもしろいの子供だけに読ませておくのはもったいない!

主人公は小学五年生の女の子、大沢ルミ。なぜだかわからないが周りに怪しい人影がうろつきはじめ、とうとう誘拐されてしまう。その後すったもんだがあって、世界を自分のものにしようとするオヨヨ大統領の存在を知り、その秘密基地オヨヨ島までたどりつくも・・・。

オヨヨ大統領の一味というのが、大統領を筆頭にエキセントリックな連中が集まっていて、世界征服なんて大きなことを目指しているワリにはどっか抜けている。オヨヨ島を脱走したルミたちを捕まえようと使う兵器「オヨヨ・ガン」は爆笑もの。よくもこんなことを思いついたものだと感心するやら呆れるやら

このオヨヨ大統領のシリーズ、古い作品で作中に出てくるギャグなどかなり古臭く時代を感じてしまいますが、それを差し引いてもとてもおもしろいので、今でも読む価値は充分にあるシリーズです。