にんぎょひめ

- 偕成社 価格 ¥ 1,050
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にんぎょひめ


偕成社

価格(new/used): 1,050 円 / 249 円 より
発売日: (1967-01) アマゾン売上ランキング: 140788 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

アンデルセンの宗教観
 あかいくつ、マッチ売りの少女、にんぎょひめの3つに共通のエンディングですが、主人公は必ず天に召されます。現世において何らかの罪を犯した、またはこのまま現世にいても救われることがないことが分かったときにこういった物語の終わり方が良く登場します。厳格なクリスチャンであったアンデルセンの宗教観が色濃く反映されているからでしょう。その世界は日本人一般になじみのある「仏教の浄土信仰」とは異なるけれども、救われるために天に召されるというところに共通点があります。曾野綾子さんの文の結び方が話全体の暗さを払拭しているので救われる人は多いと思います。
 岩崎ちひろさんの絵は相変わらず見事ですね。水彩のぼかしだけでなく、クレヨン(またはパステル)も多用しずいぶんと力の入った作画となっています。絵柄については、にんぎょひめもデンマークの話と言うよりは、ちひろさん固有の日本人の女の子(例えば「ぽちのきたうみ」のちいちゃん)といった親近感すら覚えてしまいます。ちょっと言いすぎでしょうか。
ずっと持っていたい絵本
ほんとうにすばらしい絵本だと思います。何年たっても、何度開いても、その美しさは変わらず、とても感動します。いわさきちひろさんの儚くてやさしい色使いが、人魚姫のひたむきな性格をこれ以上にないほどよく表現しています。。。
私も最後の「人を愛した喜びに包まれながら」という言葉が素敵だなぁと思いました。
愛にあふれた美しい絵本
だれもが知っているアンデルセンの名作。
幼い頃、別の絵本で読んだ時は、人魚姫の報われない想いに悲しくなったものですが、この本を娘に読み聞かせた時は違いました。
さすが曽野綾子さん。人魚姫は「かなしみでは なく、ひとを あいしたよろこびに つつまれながら」空へ昇っていったのです。

いわさきちひろさんの透明感のあるはかなげな絵が、曽野さんの愛に溢れた美しい文章にぴったり合った、素晴らしい1冊だと思います。
絵本の最後の曽野さんが書かれた「この絵本について」もとてもよかったです。

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