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帝国のシルクロード 新しい世界史のために... |
| - 朝日新聞出版 価格 ¥ 777 | |
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帝国のシルクロード 新しい世界史のために (朝日新書)朝日新聞出版 価格(new/used): 777 円 / 439 円 より 発売日: (2008-08-08) アマゾン売上ランキング: 22628 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件 歴史的想像力の多様性、著者の名人芸シルクロードをめぐって、いろんな時代や地域、テーマから多彩なエピソードや引用がちりばめられている目まぐるしいほどに自由で豊かな本です。著者の教養と知的関心の広さが存分に発揮されていて、歴史好きの読者ならば好奇心をたっぷりと満たされるのではないでしょうか。歴史に対するアプローチの多様多彩さを示した見本市の観もあり、ファンならば山内先生の名人芸を堪能できる一冊です。 「歴史の書物との出会いや先人との邂逅は楽しい」ことにふれて引用される橘曙覧の歌、「たのしみはそぞろ読みゆく書の中に我とひとしき人をみし時」は共感できて印象に残る言葉でした。 「おわりに」に、「平城京奠都一三〇〇年」とあるのは「遷都」の間違いでしょうね。「奠都」にルビも振られていないし、編集者が手抜きしてチェックを怠ったのかな?教養が売りの著者だけにこういうエラーは痛い(笑)。しかも2回も繰り返されているからなお痛い(笑)残念ながら☆1つ減点です。でもいい本ですよ。 該博な知識と教養に裏付けられた極上の歴史エッセイ本書は新聞雑誌等のために書かれたエッセイの集成というものだが、専門のイスラムはもちろん、該博な人文諸科学に裏打ちされた驚くべき知識量に圧倒される1冊だ。羨望? う〜んここまでさり気なく、しかもあらゆる領野に亘る知識の詰まった雑文集…。ただただ拝読するのみ。しかも面白く読めるのだからたまらない。イスラム学では井筒俊彦など、トンデモナイ博学がいるようだが、それを受け継ぐのがこの人ということだろう。 『ラディカル・ヒストリー』(中公新書)など、知見が古くなったことをもって読む必要がないといっている学者もいるようだが、評者のような素人にとっては学ぶところは汲み尽せないくらいだ。だいたい新書などというのは、啓蒙書であろうから。 その点本書は、さらに一層の入門編である。しかも、読者次第でドンドン深く広く進んでいける。これこそ啓蒙書である。そういう本はこのところあんまりないのだなあ。 冒頭の司馬遼太郎の短編とカフカの断章を並べるところからして、唸らされる。未だにキャッチアップ応援歌としてのみ言及される司馬遼の読者は、カフカなど読みやしないという気がするが、これこそ司馬の新たな読みを促し、カフカという元祖マージナル作家への眼を開かせる。そのさり気ない配慮がこの著者の真骨頂でもある。 |