いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝...

- 朝日新聞社 価格 ¥ 500
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いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)


朝日新聞社

価格(new/used): 500 円 / 1 円 より
発売日: (2005-11) アマゾン売上ランキング: 96422 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 15件

女子高時代
この作品から伝わってくるあの頃の女子高の空気感。女子高独特の空気がとてもよく表現されていて、お気に入りの一冊入り。
ストーリーを追いたい人には不向きかもしれないが、雰囲気や空気感を味わうにはお勧め。特に、都会の女子高に通った30〜40代の方へ。
夢のようにながい一瞬
同じ制服を着て、となりで笑いあいながらも、それぞれの帰る場所は違う。内側には誰も覗くことの出来ない一面がある。
ただ明るく楽しそうに過ごしているように見えても、本当は、ちぐはぐな靴を履いて歩くような、
ぐらぐらと揺れる平均台を目を閉じたまま歩くような気持ちを抱えている。
そんな高校生時代の感じが、壊れそうなくらいそのまま書きつけられているところがすごいと思う。
ただの甘くてゆるい話ばかりと思いきや、「櫛とサインペン」や「飴玉」がいいスパイスになっています。
まあ、話の筋を追い、ただそれを楽しむような人には向かないでしょう。
懐かしき
月並みだが、自分が女子高生だった頃を思い出す作品。
江國作品の中でも、「神様のボート」の次に好き。
大きな盛り上がりもなく、ただの女子高生たちの日常なのに
なぜにこう飽きることなく読ませられるのか……
そういえば、あの頃は子供のくせに今よりよっぽど現実的な
思考を持っていた気がする…
オススメです。
そんなころも、あった。
 高校生というモノは、オトナとコドモの狭間で、いろいろなきもちが揺れ動く。
 恋にしたって、ともだち関係にしたって、なににしたって。徒党を組んでコイバナにきゃっきゃっと華を咲かせるのが可愛いのもこのくらいまでかもしれない。コイバナはどの年齢にとっても大事なモノなのですが、なんていうか、イメージが。
 ドキドキする恋愛。これは恋なのだろうか、って悩む恋愛。
 わたしたちが『あのころ』じゃないとできなかった感覚が、この本にはつめこまれていると思います。
かおりも、色もつけがたいあのとき
その時々の場で、時々の主人公がたどり着くもう一枚の世界。
そこではもう制服も長い爪もプリクラも現実的ではない。
生ぬるいような肌寒いようなおかしな空気が流れ、彼女たちにつっかかってきては疑問ともつかない思いを残していく。
そして蓄積したそれを解消するわけでもなく、明日も制服を着て、学校に行く。
ただそれを受け止め生きていく彼女たちの姿は私たちが思っているほど、頼りなくて、悲しくて、少しびっくりした。
ついでですけど本当、タイトルのつけ方が巧いですよね。