人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒...

- 朝日新聞社 価格 ¥ 693
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人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔 (朝日文庫)


朝日新聞社

価格(new/used): 693 円 / 108 円 より
発売日: (2003-09) アマゾン売上ランキング: 57909 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

買いですが。
「週間朝日」に連載していた書評を一冊にまとめたものです。作者ならではの切り口が嬉しいのですが、読み物として楽し過ぎる余り、紹介された本をいざ読んでみると、意外と面白くなかったりするのは、こちら側にも問題があるのはわかりますが、難しいところです。ところで、題名の由来となったと思しきサンリオから出ていたバーセルミの文庫はどこかで再発してくれないのでしょうか。
書評っていう形式
最近楽しみにしているもののひとつに、毎週 Asahi.com に載る書評がある。各界で著名な評者陣がそろっている中で、一味違う評を書いてくれるのが高橋源一郎と宮崎哲弥だ。最近は宮崎哲弥の方が迫力があるように感じるが、それは単に自分が高橋源一郎の書評を読みすぎているせいかもしれない。書評めいたのだけで三冊目だ。

高橋源一郎の本職は小説家だと思うんだけど(本人もそう思っているはず)、ほんとうに活き活きとした評を書く。小説という自由な表現形式においてはときに放漫になってしまうこともある文筆家としてのエネルギーが、書評という制約された形式においてはうまく凝集されているように思う。彼にとっては、本について書くということが、人生について書くっていうことと一緒なんだ、きっと。だって、彼は本当に、本無しではきっと生きられないから。

書評なんてただの紹介だと思っていたら間違いだということを気付かせてくれる、数少ない人だと思う。
いつかこういう文章が書きたい。

優れた作者の優れた本の本
一流の作家は、読み手としてもまた一流である。
だから一流の作家の本の本を読むときには、知らない本について、その存在あるいは魅力を、知ることできると同時に、優れた(というかなんというかおもしろい)読み方を知ることができる、という二重の楽しみがある。

この本では、小説はもちろん、現代詩や漫画や写真集など、多様な本が取り上げられている(その幅の広さも本の本には大事)。そして、その全ては、言葉に、文学に、人間に、対する第一級の考察になっているのである。

著者は、「実は本なんか読まなくていいのじゃないかと思う」という。けれども、この本を読むと本が読みたくなる。そう、本は読まなければいけないものではなく、読みたくなる、ものなのだ。

いつものタカハシさん
文藝春秋・・・じゃなかった、朝日のほうでした、の週刊誌に書いていたものを文庫化。いつもの高橋せんせいのいつもの文学評論集。週刊誌のスペースの都合でか、あともうちょっと突っ込んで書いてくれたら・・・と思わずにはいられません。だって日頃、批評をするのなら、批評をする本のボリュームかそれ以上が必要だ・・・って、ご自身が。。。まあ、しょうがありませんね。とにかく1つの本の批評のスペースが、2ページしかないのですもの。これはせんせいのせいじゃあありません。週刊誌ではこれくらいのボリュームで充分ですが、高橋源一郎の文芸批評を待ちに待ったファンとしてはちょっと物足りないかな。あと3ページづつくらい書き足して欲しいです。笑