美しき日本の残像 (朝日文庫)

- 朝日新聞社 価格 ¥ 714
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美しき日本の残像 (朝日文庫)


朝日新聞社

価格(new/used): 714 円 / 495 円 より
発売日: (2000-09) アマゾン売上ランキング: 6398 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件

Dear ALEX,
著書、拝読しました。
あなたが日本で古民家、古美術、歌舞伎など、自分が「美しい」と感じたものや、
そしてその元となっている日本の自然について、
まるで“MY FAVORITE THINGS”を歌うように
1つ1つ調度品にように丁寧に1冊の本に並べられていたため
「次は何が出てくるのかな」と最後までわくわくしながら読めました。

日本の美に対するあなたのユニークな考え方が、時には「外国人だから」といって
特殊扱いされるのは、残念でなりません。
でも全く問題ではありません。あなたがもう少し長く日本に滞在していれば、
あなたの独特な視点やこだわりは「オタク」のパイオニアとして高く評価されていたでしょう。
また、あなたを「ちょっと変わったアメリカ人」と言うのも、違うなと思います。
そういう人はMLBでのプレーにこだわる日本人野球選手を
「ちょっと変わった日本人」と呼ぶのでしょうか?
自分の生まれた国以外の文化に魅了され、それをライフスタイルとして貫き通すことを、
そんな素敵な対象を見つけられてうらやましいとは思っても、変だとは少しも思いません。

90年代にすでに、もう「美しき日本」は残像しか存在しないと考えたあなたは、
今の日本を見たらどう思うでしょうか?
確かに日本はどんどんだめになっています。日本の美は壊滅状態です。
でも「徳不孤」です。いつかはあなたの感性への共感が日本に広がって
あなたや多くの日本人や世界の人々を引きつける、本当の美しき日本となれたらいいですね。
おそらくこの本の読者の多くは、単にノスタルジーにひたるだけではなく、
「まだまだ日本には、こんなすばらしい美も残っていたよ。」
と自分なりの美しき日本を追い求めたい欲求にとりつかれるでしょう。

それではお元気で。一度、夜を徹して日本の古い民家で語り合いたいです。
日本は残像でしかなくなったのか
本書には、本当に考えさせられた。日本人のほとんど誰もが、「日本はそろそろヤバイ」と考えているが、外国人にこれほど明確に突きつけれると、もうどうしようもないという感じだ。出来ることってなんだろうと思うとつらいけど、とにかくもう一度、日本のことを考え直さないといけない。
国や民族のことを考えることは決して悪いことではなく、むしろ当たり前ということでいいはずだ。でも、これまでは「日本」とか「日本人」と言うだけで右翼とか保守派などと言われた。そうしたことを払拭することから始めること、議論することから、いい国や人が生まれるような気がする。そのためのヒント満載が本書と考えていいだろう。
TVで拝見したような、、、
 玉三郎との親交はゆうめいですね。
京都という町は治水のような細い清いながれがあり

暑い夏はそれなりに涼しい川のうえの川床?でのお食事、時間がゆっくりとしてて。
多分遺伝子レベルで京都の空気や人の孫子までの背景がはんなりとしている
のでしょう。美しいすがすがしい凛としている立ち居ふるまいが
芸妓さんのなかにみられます。

夏寒い冬そのけしきのなかで人々は覚悟してくらしているのでしょうね。

 こんな写真を見るとあーあの写真だーと書庫のなかからさがしだせます。

日本人なら読むべき
この本は、日本人が忘れていた気持ちを思い出せる本です。
この本を読み、日本の自然や国の体制などについて深く考えさせられました。すべての日本人に読んでもらいたいと思う一冊です。
(私は友達に読むよう勧めまくってます。)
日本人が忘れてしまったもの
とかく自分のことは分かりにくい。この本はまさにその言葉を説得力をもって迫り、そして我々日本人に後悔と焦燥の念を沸き立たせる一作です。筆者が「美しい」と純粋に感じるものは誰もが知っている東大寺や清水寺といった日本古来の寺社ではない。京都の一角で茶の湯の精神を背景に季節、きまりごと、伝統を配慮した表装をする匠の手先だけではない技。片田舎の廃屋と化した民家で蚊帳をつり、せせらぎの音を聞きながら夜語りをする風流。
アメリカ人である筆者が、日本語で執筆した新潮学芸賞受賞作。
爽やかな余韻を残しつつ、日本の残像を蘇らせたいと願わずにいられない名著です。