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昭和陸軍の研究 下 (朝日文庫) |
| - 朝日新聞社 価格 ¥ 1,260 | |
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昭和陸軍の研究 下 (朝日文庫)朝日新聞社 価格(new/used): 1,260 円 / 967 円 より 発売日: (2006-02-07) アマゾン売上ランキング: 79678 位 文庫 / 通常2~4週間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件 膨大な資料に裏打ちされた陸軍研究(下)太平洋戦争について言うのであれば、米内〜山本〜井上の反戦論が海軍にあった事は、周知のことであり、それとの比較で言うと、中国への進出に始まる太平洋戦争への道は、全て(とは言わないまでも大部分が)「陸軍」によって始められたことである。 ということは、「昭和」の戦争は、「陸軍」による戦争という一応の架設が建つのであり、その陸軍を研究しなければ、なぜに日本が徹底的に焼き尽くされるような無謀な戦争に突き進んだかは理解できない。 「昭和」研究の第一人者である著者は、膨大な資料と何百人へのインタビューを通じて、「陸軍」の組織論、派閥論、それに伴う人間関係などから説き起こしてどうして「意思決定」がされていったのかを極めて詳細に論じている。 ここで、感じることは、「独裁者」のような存在がいたわけではないこと、強烈なリーダーシップを発揮する人間がいたというわけではなく、序列や、責任回避が重なって、「何とはなしに」意思決定されていたと思われる部分が描かれていることである。 ここは、現在の日本の官僚社会、会社組織でもありうることであり、同じような過ちが起こりうることを示唆している。傾聴に値する本である。 現代人必読日本陸軍が救いがたい精神論に犯され、合理的思考を欠いた組織であった事は、今までさんざん語られてきた。しかし、その本質は精神論でも情緒的思考でもなく、組織としての無責任体質にある事を、多くのインタビューを重ね解き明かす。初出は1999年、関係者の多くが物故するギリギリの段階で書かれた渾身の一冊だ。9千円を超える値段で発売されていた大著が文庫になって気軽に読めるようになったのは、うれしい。しかし内容は気軽でなく、現代の堕落した会社や役所などの「組織」のありかたにも通底する名著である。(松本敏之) 同じテーマの商品を探す
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