街道をゆく〈22〉南蛮のみち 1 (朝日...

- 朝日新聞社 価格 ¥ 588
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街道をゆく〈22〉南蛮のみち 1 (朝日文庫)


朝日新聞社

価格(new/used): 588 円 / 1 円 より
発売日: (1988-10) アマゾン売上ランキング: 39459 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 4件

遥かな国・遠い国
フランスからスペインへピレネー山脈をいく。いつもの深い洞察や思索が。

バスクは孤独である。孤独であるゆえに強く、孤独であるゆえに世界中にいく。
バスクはスペインでもフランスでもない。
国家は後から、やってきた。
戦うザビエル。日本は断りもなしに(?) 大天使ミカエルに献じられた。
GHQの問い合わせ、「本願寺は、悪人になることを勧めているというが本当か?」

全体を通して流れるトーンは、遥かな国、遠い国・・。
少数者を通してみる根本的なテーマ
本作ではフランシスコ・ザãƒ"エルの軌跡ã‚'追いながらバスクã‚'訪ねている。私たちは自分の存在ã‚'確認するときに「国」の中の国æ°'であるã"とがã"くå½"たり前になっているが、決ã-てもそれがスタンダードではないというã"とã‚'本作ã‚'通ã-てあらためてつきつã'られた。古来ãƒ"レネー山脈の両éº"に住むバスク人は独立ã-たæ-‡åŒ-、言語ã‚'もちつつバスク国ã‚'持たない。そã‚"な彼らの大らかさが絶対的な統一ã‚'もたらさã‚"とする国(æ"¿æ¨©ï¼‰ãŒç™»å 'ã-たときにはじめてその帰属するå°'数のæ-‡åŒ-に自己同一性ã‚'求めはじめる。そã"にあるのは国があって国æ°'があるのではなく、å...ƒæ¥ã€Œã²ã¨ã€ãŒãã"にいて、集まって国ã‚'つくるという本来の姿である。司馬氏はå°'数è€...たるバスクの姿ã‚'通ã-て、現在登å 'ã-ている各地でのæ°'æ-ã®è‡ªç«‹ã®å£°ã‚'æ!-©ãã‚‚危惧ã-、そのå...ˆã«ã‚ã‚‹ä¸-界観ã‚'ã"ã"では提示ã-ている。私たちとé¦'æŸ"みの深いザãƒ"エルã‚'追う本作の中でとても心地よい発見のæ-...ã‚'ä½"感できるとともに、現在のä¸-界の状況ã‚'ç...§ã‚‰ã-て厳ã-いテーマã‚'投ã'かã'られたæ°-がã-た。
緑のスペイン
 アンダルシアやカタルーニャが突出ã-て注目されるスペインであるが、æ-°æ-§ã‚«ã‚¹ãƒ†ã‚£ãƒªã‚¢ã€ã‚¨ã‚¹ãƒˆã‚¥ãƒ¬ãƒžãƒ‰ã‚¥ãƒ¼ãƒ©ã€åŒ-部などもそれぞれ重層的なæ­'史とæ-‡åŒ-ã‚'持っている。本書はバスク、ザãƒ"エルという切り口からスペインã‚'描いたæ-...行記であり、通り一遍のスペイン観ã‚'いきなりうち砕いてくれる導å...¥éƒ¨ãŒç§€é€¸ã§ã‚る。

 è'-è€...はãƒ'リ、カルチェ・ラタンからæ-...行記ã‚'始める。何æ•...ならばã"の地がサンティアã‚'巡礼の起点のひとつであり、またè-フランシスコ・ザãƒ"エルとè-イグナシオ・ロヨラが神学ã‚'å­¦ã‚"だè¡-でもあるからなのだ。ã"ã"からè'-è€...はç·'のスペインに飛び、バスクというかなり異質なスペインの解釈にå-り組む。

 è'-è€...は冷静で客観的なè¦-点ã‚'保ちつつ、随所に語る対象への思いやちょっとã-た心の動きã‚'å!·®ã-挟むというスタイルã‚'å ...持ã-ており、多くのæ-...行記がæ-...行地への過剰な思いå...¥ã‚Œã¨ç¤¼è³›ã«ã¾ã¿ã‚Œã¦ã¿ãŸã‚Šã€ã‚るいはæ-...行記といいつつ延ã€...と自分語りã‚'繰り広ã'てみたりという罠にはまっているのにæ¯"べると極めて好印象である。

 本書の下巻、また堀ç"°å-„衛の諸è'-作ã‚'併読するã"とã‚'強くお奨めする。

素朴な人々
テレビの「街道をゆく」で「南蛮のみち」を見てバスクに住む人々の素朴さに感動したことから、この1冊を手にとりました。
司馬遼太郎のエッセーでも、バスクのように素朴で純粋な人々・地域が残っていることがわかり、驚かされました。
現在のわが国の状況と対比しつつ読むと、バスクという人々・地域の素朴さ・純粋さに心が洗われました。