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性犯罪被害にあうということ
小林 美佳
朝日新聞出版
価格(new/used):
1,260 円 /
-- 円 より
発売日:
(2008-04-22)
アマゾン売上ランキング:
814 位 単行本 / 通常3~5週間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 5件
被害者なのに・・・
私自身もこらえられないようなセクハラを受け、電車で痴漢にあったり数々嫌な思いをしてきた。友人にも同じような経験をした人が多い。
今だったら軽く乗り越えられるようなことでも、思春期の頃は汚らわしく、家に帰って泣いた。何よりつらいのは、痴漢もセクハラもやられた本人が悪い、そしてそれを恥としなくてはならない、という周りの人々の認識である。
私も痴漢にあったとき、「その位いいじゃない」「あなたにすきがあったんじゃない」という家族そして周りの人の声にさらに打ちのめされた。そして悔しかった。
私の友人で性的暴行にあった子に対しても、知らないふりをする事が一番思いやりのある行動だと思い、そのことには触れないようにしていた。
この本の作者の思いを感じるとこちらも身が切られる思いだ。
被害者であるのに、それを言うことに対する周りの反応。人への不信感、行き場のない怒りと羞恥心、人間不信、それらによって壊されていく生活や今まで築き上げた人間関係。
作者が自分の顔を出し、自分の過去と向き合う勇気をもったという事はいずれ「恥ずべきは被害者ではなく加害者」という当たり前のことを世間に認識させてくれるに違いない。
そして多くのこのような過去と向き合いながら生きている女性にとって過去の痛みをすこしても癒すすべとなる、そう願ってやまない。
作者もこれから乗り切らなくてはならない事が山積しているだろう、そして心無い人の言葉や行動に傷つくかもしれない。
しかし、過去と向き合う勇気をもった彼女に女性として心からエールを送る。
被害者の気持ちを少しは理解できるようになれたらいいです。
私の想像を超えた辛い思いを被害者の方々はしてきているのだと知り、胸が苦しくなりました。
しかし、著者の小林さんは本当に力強く事件を受け止めていて、私自身、頑張ろうと思うことができました。
自分も20代で女性なので、いつそんな被害に遭うかわからないし、夜道は恐怖でいっぱいです。
だけど、強く生きていくしかないんだと思いました。
そして、女性も読んで欲しいのですが、男性に読んで欲しいです。
周りに性犯罪被害者がいる方にもぜひ読んで欲しいです。
性で傷つくすべての人に
レイプ被害者の手記やトラウマセラピストによる症例報告を多く読んできたが、本書は類書にない魅力を持つ。自分は男でありレイプ被害者の女性の嘔吐などの身体症状にまでつながる根源的恐怖やフラッシユバック時の感覚などを完全に理解しきれるとはいい得ないが、この著者の率直な言葉はそれらの恐怖をより第三者にも届きやすいものにしている。一番著者の勇気に感謝したいのは、レイプ被害経験後の自分のセクシュアリティーの変化を当事者の声としてきちんと表現してくれたことだ。最も表現しずらい困難なことを勇気をもって表現してくれたことにより、今後性犯罪被害経験者の女性が彼氏や夫とのセックスを本当は吐き気や涙をこらえながら、いやいや行わざるを得ないというような悲しい事態が改善されるはずである。そのような力をもつ本である。アメリカにおけるラッセルやハーマンの研究、日本の同様の研究においても女性の性犯罪被害の実数は相当多いとされている。自分の彼女や妻が過去に性犯罪の被害者であった可能性は相当程度存在するわけであり、性行為においても最大限の開かれた感受性を持ち、自分の大切な伴侶のかくされた悲鳴を聞き逃さないようにすることが大切なはずだ。著者はご自分の結婚の解消という代償を払ってそれを教えてくれていると感じた。日本では性犯罪被害者の方が声をあげ、自分の経験を表現することにはいまだに多くの困難がつきまとう。まして著者のように若い女性がメディアに顔と実名を出すことはかつてなかったことだ。著者の志の高さを感じた。多くの男性に読んで欲しいと思う本である。
すごく好き。
1時間ちょっとで、あっという間に読み終わってしまいました。
重いテーマだと思っていたのに、なぜか爽やかな疾走感が残りました。
泣きました。でも、それはイヤな涙じゃない。
レイプにはあっていないけど、産婦人科なんかでイヤな思いをしたことはたくさんある。
大好きな家族や恋人と、思いが行き違ってしまうことも多々ある。
昔の自分を思いだしてしまった……。
勇気をあたえてくれた一冊です
女性として生きて行くなかで、程度の差はあれセクハラや性の問題は年齢を問わず常につきまといます。
なかには運悪く(と言うには軽過ぎますが)、思いもよらない性的被害にあう女性が沢山いるのも、悲しい現実です。
そして性にからむ被害にあったときに、なんの落ち度もない被害者の女性の側が、周囲の無理解などの、さらなる心理的な被害にあうのも、現実だと思います。
多かれ少なかれ、そのような性的被害につねにさらされて生きる、女性にとって、
勇気を持って、ご自分の体験を語られた、筆者の勇気は、心強いものであるはずです。
年齢を問わず多くの女性に読んで欲しい一冊だと感じました。
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