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時間をほどく
小栗 康平
朝日新聞社
価格(new/used):
1,890 円 /
1,599 円 より
発売日:
(2006-07)
アマゾン売上ランキング:
59105 位 単行本 / 通常3~5週間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 2件
ほどくというか、ほぐされました
時間をほどく、とはなんだろう。タイトルに惹かれて読んでみる事に。映画のことだけでなく、今の社会のこと、子どもの教育のこと、ものを見ることについて固まっていたものがほぐされていくようなエッセイでした。素朴で力強いコトバが散りばめられています。頭のコリをほぐしたい方読んでみてください。
あの眼差しはどこからくるのか
映画、というのは見ることの延長なのでしょうか。見ることなのであれば、だれがどのように見ていることを指すのでしょうか。作家でしょうか。もしそうだとすれば、作家が見たものをどう見るべきなのでしょうか。映画には、私が映るでしょうか。日本で文学といえば私小説ということになってしまっていますが、映画はどうでしょうか。小津安二郎の映画には、小津安二郎が映っているでしょうか。溝口にはどうでしょうか。最近の映画は現実に負けていないでしょうか。そもそも、現実とはどんなことなのでしょうか。映像は現実でしょうか、そうではないのでしょうか。島尾さんの『死の刺』は私小説でしょうか、それの映画はどういうことになるのでしょうか。ファンタジーといわれた『埋もれ木』のいうファンタジーとはなんでしょうか。日本の巨大なる眼が何を見て、いかに感じてきたのか、おそらくはそのほんの一部にすぎないはずですが、それがわかる本です。
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