ホラー映画の魅力―ファンダメンタル・ホラ...

- 岩波書店 価格 ¥ 798
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
ホラー映画の魅力―ファンダメンタル・ホラー宣言 (岩波アクティブ新書)


岩波書店

価格(new/used): 798 円 / 277 円 より
発売日: (2003-09-06) アマゾン売上ランキング: 263821 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 4件

史上最低の入門書か?
ホラー映画については、これまで世界各国でいろんな研究や紹介がおこなわれてきた。本書はそんな流れから無縁の、ホラー映画を時代精神全体のなかで分析してみようという気のない狭まい心の持ち主によって書かれたバッタ本か。
ファンダメンタルなホラー映画とは
本書では「ファンダメンタルなホラー映画」という筆者の独自の理論によって定義した本当に怖いホラー映画というのを法則化、体系化している。

筆者は高橋洋や黒沢清といった日本のホラー史において重要な人物からもその独特で論理的なホラー理論、通称「小中理論」の創始者として賞賛され、黒沢清は実際にその理論を自身の映画の中で実践している。

筆者の膨大なホラー映画知識をフルに活用し、また自身の映画製作体験の中から生み出された「ファンダメンタルなホラー」の法則は必読に値する。

また今旬な監督清水崇との対談も掲載されている。

ホラー映画への熱意が伝わる良書
ホラー映画の「怖さ」を解剖してしまうということはネタをばらしてしまうことでもあり、同業者としては怖い仕事ではないだろうか。しかし著者はそれには臆せず、さらにあたらしい「怖さ」を求めていく宣言をする。その潔い姿勢からは、ホラーへの熱意がひしひしと伝わってくる。紹介されている映画を見た後、繰り返しこの書をひも解くうち、著者とともにさらに新しい「怖さ」を求めていきたくなる。
珍しい内容
 リング、らせん、呪怨etc...
 ホラーブームも下火になりつつある今日この頃。
「だからこそ」ホラーというものに注目するのもいいのかもしれない。
 古典ホラーの解体とこれからのホラー手法。
 ミステリにはこういった本は多数あるが、存外にホラーには解説本というものが少ない。
 それゆえこの本は貴重な一冊になると思われる。
 買って損なし。