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近代経済学の群像 (岩波現代文庫) |
| - 岩波書店 価格 ¥ 1,050 | |
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近代経済学の群像 (岩波現代文庫)岩波書店 価格(new/used): 1,050 円 / 890 円 より 発売日: (2006-09) アマゾン売上ランキング: 296120 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件 偉大な経済学者の確固たる信念とそれに基づく生き様を描いた群像論!復刊された本書をあらためて一読し、かつて読んだときに味わったよりもずっと大きな魅力を感じた。「経済学」離れが加速化しつつあるといわれる昨今、こうした活き活きとした群像論に若い時にめぐり合うことは、その後の人生に一定の影響を及ぼしそうだ。少なくとも意図せずして経済学部に入学してしまった学生がいれば、本書によって経済学を学ぶ意味をそれなりに理解できるのではなかろうか。 プロローグに続き、6人の経済学者(メンガー、ワルラス、ウィックセル、フィッシャー、ケインズそしてシュンペーター)の群像が巧みに描かれ、著者自身の実体験をもとに綴ったまことに興味深い「ハーヴァード黄金時代」というエピローグによって本書は締められている(「文庫版へのあとがき」と伊東光晴氏による「解説」も一読の価値あり)。初めから終わりまで、本書には読者の知的好奇心を十分にそそる内容が凝縮されている。途中で本書を読むことに頓挫することはありえないと私は確信している。各々の経済学者のより専門的な理論研究の中身については、数多くの研究書が存在するのだから、それらを参照すればよい。偉大な経済学者が経験したさまざまな苦悩や葛藤は、時に彼らをして新たな思想や理論を生み出させる原動力になる(私が本書で特に印象深かったのは第3話のウィックセル)。 著者が「あとがき」で言及しているように、経済学者の伝記が多くの人の関心を惹くのは、「経済上の着想は逆境の所産である」からであろう。易々と屈することのない強靭な精神力と類稀な洞察力、揺らぐことのない確固たる信念、偉大な経済学者にはこうした資質が備わっている。「異物を異物として認めながら、それを大きく抱擁してしまうようなコミュニティ」(247頁)が、30年代のハーヴァード経済学部の特徴であったという言葉は、実に感慨深い。経済学者の処世訓も脳裏に刻まれる。多くの方に是非とも本書を堪能して頂きたい。 名著再びさて、今年逝去された日本が世界に誇りうる経済学者である都留重人氏が1964年に日経から出版した物をこの度岩波現代文庫として蘇りました。前書き、プロローグなどは時代背景などが現れています。然し、内容その物はメンガーから始まり、シュンペーターに終わり、ケインズ、フィッシャーなどにも言及されています。内容は都留重人氏らしいい素晴らしく読ませる文体です。個別の経済学者に配慮し、バランスのとれた記述となっています。また、エピローグは都留重人氏自身がHarvard大学でケインズ革命と呼ばれる物を肌で感じたことを書いています。Harvardの黄金時代と言われるSamuelson、Leontiefなどの機材学者との交流なども詳細に記述されいます。こういう名著が復刊されることは非常に良いことだと思います。蛇足ですがSamuelsonに最初の婦人を紹介したのは都留重人です。 |