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近代社会と格闘した思想家たち (岩波ジュ... |
| - 岩波書店 価格 ¥ 777 | |
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近代社会と格闘した思想家たち (岩波ジュニア新書)岩波書店 価格(new/used): 777 円 / 468 円 より 発売日: (2005-09) アマゾン売上ランキング: 110303 位 新書 / 通常2~4週間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件 ちいさき声に耳をすませば『近代国家を構想した思想家たち』(以下『構想』)の妹版です。 『近代社会を格闘した思想家たち』(以下『格闘』)も『構想』同様に 教科書で見かける人から初めて知る人たちが登場します。 姉版の『構想』は日本の近代化という理想に燃えた人たちの紹介でした。 しかし妹版の『格闘』は理想であった近代化がもたらした「負」の面の 改善を理想とした人たちの紹介となっております。 本書は四部構成となっております。 第一部は文化人と時の権威との闘いとなっております。 柳宗悦の朝鮮観は「一文化優越論」を根底から揺るがすものだと思いました。 第二部は人間の生命の復活を訴えた人々の活躍が叙述されます。 山本宣治の「人生生物学」の項があります。 今日「性教育」を「スケベ教育」とみなす方々にぜひ読んでいただきたいと思います。 「性教育」は予防のための学ということが明らかになるはずです。 第三部は差別と闘った少数民族、女性、部落出身者の抵抗が華々しく描かれます。 与謝野晶子は日露戦争だけの人でないことが分かります。 すなわち婦人解放運動を語る上で欠かせない「新しい女性」です。 第四部は「15年戦争」という問題に立ち向かった人たちの話となっております。 弾圧と圧政のなか理性を失わずに思考できたところに感激しました。 さて「ジョニア新書」という構成上仕方がありませんが、 柳田國男の民俗学の深さや仲宗根政善の項に「死者」が出てきますが その規定の困難さを指摘されていたらなお良かったのではないかと思いました。 けれども一通り読んで損はない思想家の紹介本だと思いました。 |