ブランド―価値の創造 (岩波新書)

- 岩波書店 価格 ¥ 735
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ブランド―価値の創造 (岩波新書)


岩波書店

価格(new/used): 735 円 / 40 円 より
発売日: (1999-09) アマゾン売上ランキング: 27100 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 11件

一般的な良書
ブランドという概念とその周辺に興味がある人にとって読んで損はない一冊、全体を通して読みやすく分かりやすい。特別目を引くようなものは無いが、入門書としては十分だと思う。
ブランドが消費意欲にも制作者の思いにも、還元されることなく、どうして価値を持つにいたるのか?を追求!
 ブランドとは何か?
 よくあるブランドの本とはちょっと違う捉え方をしている。
 非常にデータや、理論をベースにして、独自の新しいブランド論に
 チャレンジしているし、ある程度それに、成功している。

 「ブランドが消費意欲にも制作者の思いにも、還元されることなく、どうして
 価値を持つにいたるのか?」というテーマと、
 「それは現実にどのような帰結を生むのか?」という問いを1章から5章までで
 実証しようと試みている。

 難しいテーマに取り組んでいる姿が見て取れて、しかも結構面白く、わかりや
 すく構成されている。さすが岩波!という新書の本である。
記号論によるブランド概念の分析
マーケティングの一分野であるブランド・マネジメントについて講学的に知ろうと読み始めましたが、説明のアプローチはかつての言語論や記号論そのままです。「ブランド」が製品の技術や使用機能の従属性から離れて生成発展していく説明は十分成功していると思いますが、言語論や記号論がない読者はちょっと辛いかもしれません。ただし、こういった一連の概念に慣れると応用が利くので、知っておく価値は小さくないと思います。
三冊読み比べ
ブランドの分野では、アーカーやケラーの本がスバラシイのだが、
他部門の社員にも薦められる安価な入門書を求め、3冊読んでみた。

まず阪本啓一の『ブランドの授業』は解り易いのがよい。本屋で
20分で読了できた。だが、残念ながら内容まで薄くなっている。
これでは雑談であり、とうてい「授業」とは呼べない。

それに比べ、田中洋の『企業を高めるブランド戦略』は中身が濃い。
そもそもブランドが何故効くのか、それを主観で述べるのではなく、
院生と一緒に実験を行なって明らかにしている。

それにケーススタディが実践的だ。「成熟した日用品市場に
海外メーカーが新製品を投ずるには、どうすべきか?」

「老齢化したロングセラー実用車がモデルチェンジするには?」
「バブル期に製品の改善を怠った調味料を再生するには?」などなど、
たいへん切実な問題を扱っている。しかも新書だから安い。

石井淳蔵の『ブランド』も新書だから安い。それに、ブランドが
商品から離れて一人歩きを始める過程の説明は、独創的であり、
気に入った。

ただ、いささか変わった本なので、気に入るかどうかは読者しだい。
この本はアマゾンで買う前に、書店で中身を読んでみるとよい。

身近な商品のブランド力について多少は学べます。
「ブランド」という身近でかつ難しいテーマについて勉強したく、この本を読んでみた。

具体例として身近な商品を大量に使っているため、分かりやすいといえば分かりやすいのだが、岩波新書らしい著者の主観的な研究内容といった感じで、客観的な根拠が多少弱いように感じられた。

第三章の「ニューコーク騒動」などというように、身近にある商品のブランドに関するエピソードはいろいろと学ぶことができるが、この本を読んでも、「ブランド」についての実践的なマーケティング力はおそらく向上しないであろうと思われる。

身近な例を用いて、「ブランド」を少し勉強してみたい、という人には比較的お勧めである。