シュンペーター―孤高の経済学者 (岩波新...

- 岩波書店 価格 ¥ 777
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
シュンペーター―孤高の経済学者 (岩波新書)


岩波書店

価格(new/used): 777 円 / 1 円 より
発売日: (1993-03) アマゾン売上ランキング: 175291 位
- / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

シュンペーターはどこで何を考えたのか。
若くして大著を世に問い、大蔵大臣を経験し、黄金時代を迎えたハーバード大学経済学部の重鎮として多くの教え子を送り出したシュンペーター。しかしそれは、挫折と苦悩の生涯でもあった。その人生において、彼は何を見て、何を考えたのか。
前半を伝記に充て、後半でその思想と理論に言及する本書は、ケインズ革命に直面し、その波にもまれて取り残されていったシュンペーターを描き出す。そして、その非ケインズ的な部分(本書流に言えば「長期のヴィジョン」)や、例えば新古典派的な普遍理論だけでは理解できない「特質」への注目など、その現代的意義についても言及する。
その意味で、シュンペーターの思想をその文脈に沿って理解するためには、前半の伝記部分は飛ばさずに読み進めたほうがいいだろう。
シュンペーターといえば、
innovationという条件反射しかできなかった読書前に比べ、読後、やや進歩した自分を発見できる。「ヴィジョン」。「シュンペーターが好んで用いた言葉である。」いまはやりの数理モデル経済学とは別の深遠な経済学があることを示している点で、シュンペーターを題材に本書の著者の伊東光晴氏の持論が表れている。「シュンペーターが明らかにしようとしたものは、新しい技術と組織による供給構造の変化であり、新製品の登場による市場の創造であった。」(本書209ページ)は、まさにamazon.co.jpを指しているのではないか。
ただの伝記
理論のエッセンスが入っているかと思ったが、伝記だった。
直観によって捉える資本主義のビジョン!
ケインズに続く、岩波新書であるが、この書の凄いところは、著者は、シュンペイターの思想に影響を与えたのは、 ベルグソンの哲学である、と断言し、それを一応、示したことである。ただし、文献的な、証拠はない。だが、そこを見ぬいたのも、著者伊東光晴の「直観(直覚)」と言うしかないように思う。シュンペイター生きた生涯と

時代と社会が、いかにシュンペイターのビジョンに影響を 与えたか、よく分かる。この本の中の帝国主義論は、通説を批判しているものであることに、気付いている人があまりいないのが、残念だ。