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物理学とは何だろうか〈上〉 (岩波新書) |
| - 岩波書店 価格 ¥ 819 | |
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物理学とは何だろうか〈上〉 (岩波新書)岩波書店 価格(new/used): 819 円 / 55 円 より 発売日: (1979-01) アマゾン売上ランキング: 5419 位 新書 / 通常4~5日以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 9件 お恥ずかしい話ですが・・・予備校に通っていたときに物理科の先生がこの本を紹介されていた。当時、「物理なんて公式にあてはめればチョロイ」と思っていた愚生は当然「物理=あてはめ」と信じており(もちろんそうではありません)、いかに多くのあてはめ例を覚えるかが勝負といきり立っていた。そこで本書を、「どんなあてはめテクニックが紹介されているのだろうか」と胸おどらせてひも解き、案の定テクニックのかけらも見つからず終わった。いうまでもなく物理学はそんな姑息な学問ではない。現象の仕組みをひも解く学問である(と今は思っている)。そのひも解き方、見方が本書には書かれている。はっきり言って、簡単な書きぶりではない。頭をフル回転させ、鉛筆と紙を横において作業を行わないとわからない。同じ所を繰り返し読んだり、前にもどったりしないとわからない。しかし、そういう苦労に報いてくれる内容である。パッと見わかりやすいもの、視覚に訴えるものがわかりやすいと思われがちであるうが、そうでないように見えるものが実は一番わかりやすいと思う。そういう本である。お勧めです。 ノーベル賞受賞者の物理学に対する熱い想い本書を読んで良かったと思えたことは、物理学者が偉大な発見をするまでの経緯を知ることができたことである。物理学者の偉大さと同時に、その人の業績の積み重ねが今の物理学を作っているのだなということを理解することができた。朝永博士は病床にあっても、精魂傾けて本書を執筆されていたときく。ノーベル賞受賞者の物理学に対する熱い想いが伝わってくる名著。 「物理学とは如何にして創られるものなのだろうか?」湯川秀樹先生は「物理講義」で「『既に創られた物理学』を学ぶことと、その物理学が創られた当時に創った本人が考えたことは全く違うんです。もしどちらも同じと思っている人は試験勉強だけをしてきた人です(笑)」と仰っています。この朝永先生の本は正に「物理学が創られる様子」を忠実に解説しています。ニュートン力学が生まれる前にケプラーやガリレオが如何に力学にアプローチしたのか、原子論・統計力学が確立する前に熱力学が如何に形成されていったのか、ということが良く分かります。正に「普通の教科書には載っていない話」が満載です。これから新しい物理学を創らんとする物理学徒には大いにお薦め、下巻と併せて読みましょう。 この本(上巻)の最初の方で、物理学の定義として「我々の取り囲む自然界に生起するもろもろの現象ー但し主として無生物に関するものーの奥に存在する法則を、観察事実に拠り所を求めつつ追求すること」と定義されています。(「観察事実を絶対視する」とは言っていない処にご注目!) 時代が進むにつれてこの定義も徐々に拡大されていきます。そんな処に注目しながら読み進めると面白いと思います。 この本は、大学教養程度の物理学を学んでいる方が楽しく読めます。「自然の書物は数学の言語によって書かれている」(ガリレオ)な訳でして、数式をイメージ出来るかどうかで本書の理解度は変わるものと思います。 大学生必読さすが、ノーベル賞物理学者という本。特に、熱力学に関する記述はすばらしい。下巻の部分とあわせて読むことで、熱力学から統計力学への歴史を俯瞰することができる。大学でこれらの学問を理解したつもりになっている人は、改めてその奥深さを知ることができるだろう。大学の授業や教科書では、淡々と事実が述べられるだけで、なぜその定理が重要なのか、なぜその事実に注目したのかということが述べられていないことが多い。この本を読むことで、先人が苦労して築き上げてくるプロセスを体感できるとともに、物理の本質に触れることができると思う。ぜひ、通学の時間にでも読んでいただきたい一冊である。 それでも、式には敬遠してしまいます占星術と錬金術が発展して物理や化学になっていったなんて、知りませんでした。ケプラー、ガリレオ、ニュートンなんとなく名前ぐらいしか知りませんでしたが、現代への貢献を考えるとすごい人たちだと改めて思い、素人の私でもこれらのことを理解しやすいように書かれた朝永先生に感謝します。 |