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万葉秀歌〈下巻〉 (岩波新書) |
| - 岩波書店 価格 ¥ 735 | |
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万葉秀歌〈下巻〉 (岩波新書)岩波書店 価格(new/used): 735 円 / 194 円 より 発売日: (1968-12) アマゾン売上ランキング: 81997 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件 上巻には劣る上巻に比べると内容はかなり劣る印象が否めない。一首の評釈も総じて短く、おざなりとまでは言わないが、力の入りようがかなり違う。勢い、上巻ではさほど気にならなかった著者の余計な講釈が鼻につく。「この時代の人は、幽玄などと高調はしなかったけれども、こういう幽かにして奥深いものに観入していて、それの写生をおろそかにしていないのである」などと言われても、だったら、この時代の人は「写生」などとも高調しなかっただろうに、と文句のひとつも言いたくなる。古今集以降の歌をわざわざ引き合いに出して、そちらを貶め、こちらを持ち上げるなどというのも、いくら文芸潮流やら時代背景やらあるにせよ、やはり蛇足としか思えない。どういう事情があるのか殊更に詮索しようとは思わぬが、上巻と違い、この本は万葉集の評論ないしは鑑賞の手引きにこそなれ、作歌の手引きとしてはきわめて不十分なものであり、その分だけ価値が低いものとなってしまっている。 万葉秀歌初版が出てからもう半世紀近くなるのに、今でも古典に親しむ最高の手引書。 斎藤茂吉という偉大な歌人に接することも出来る。 |