エミール〈中〉 (岩波文庫)

今野 一雄 - 岩波書店 価格 ¥ 840
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エミール〈中〉 (岩波文庫)

今野 一雄
岩波書店

価格(new/used): 840 円 / 98 円 より
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(青少年)10代中頃以降20頃までの教育について
この中巻は、純粋無垢な子供から大人へと移行する時期の教育をテーマとしている。ルソーの教育心理学、倫理学、道徳学、哲学、宗教学が説かれており、上巻より濃密・高度である。大人の哲学書としても読める。ルソーは概ね次のようなことを子供と教育者に対し述べている。@作られた「理性」に拠るのでなく、自然に備わっている「良心」に従えば善い行いができる。Aこの世を生んだ神の存在を信じ、神が与えた今に満足すれば幸福である。B青年期の欲情の高まりを、さりげなく遅らせたり逸らしたりして、生産的な活動に集中する時間を長く保つ。
健全な青年期の過ごし方について
 エミールという少年が田舎で健全に育ち、大人になるまでの
青年期の教育論が展開する。 異性として、性欲も芽生えてくる
この頃に、急いて女性と肉体関係を持つより、成人するまで、
童貞でいた方が、心身ともに強く育つという。 
早くに女遊びを覚えてしまった男は、女性に対しても冷たく
生活もだらしないものが多いと言う。 

ここでも都会の悪い誘惑に負けないよう諭している。 
また、有名なサヴォア助任司祭の信仰告白
では、イタリアという異国で、生活の手段のために改宗して、
その風習になじめず、罪人となってしまい、心身ともにボロボロに
なってしまった青年を救った話で、祖国の祖先の信仰が一番で、
それを破ることは傲慢なことだ説教している。 

ここでは、現代の日本人の異国暮らしにも
共通することがあるのではないでしょうか。