武士道 (岩波文庫)

矢内原 忠雄 - 岩波書店 価格 ¥ 483
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武士道 (岩波文庫)

矢内原 忠雄
岩波書店

価格(new/used): 483 円 / 90 円 より
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日本人の心  桜花
 桜の花は日本を象徴する花である。そして武士道も、その桜の花と同様に
 日本の地に独自に咲いた花である。

 よく外国の人に、宗教はと尋ねられ“無宗教です”と答えると
 “アンビリバボー!”言われるそうだが、
 そういう時は“チェリーブロッサム!”と答えようかと思う。
 それでも相手は“それは何?”と言うだろうから
 “チェリーブロッサム=騎士道”と答えようかと思う。

 教義とか信条とか宗教によるものを持たない日本人の道徳感、倫理観は
 何百年も武士に育まれたものであり、消え去るものではない。

 アメリカ流の勝ち組、負け組の中にどっこい生きてる大和魂
 現在の偏りをなんか変だと思っている方が今一度読んでみてもいい本です。

 
“生が死より恐ろしい場合に、あえて生きることこそ、真の勇気である”
新渡戸稲造の武士道は英文で書かれたものですが、この本では、左側に須知徳平の日本語訳、右側に原文が見開きになっており、比較が容易です。英語は文語が使われているため辞書なしでは読めません。日本語訳は著者が出典を触れていないものも訳注を加えた上で、和歌なら日本語の原文をそのまま載せるなどしており、丁寧な訳です。著者は、武士道は深遠な哲学に欠ける(よりどころとなる経典がない)と繰り返し述べられていますが、孟子・孔子・大学・中庸からの引用がもっとも多く、義・礼の思想をはじめとして、儒教の高い基盤があっての武士道であることがわかります。シェイクスピア、ギリシャ神話、聖書、エマーソン、ニーチェらと対照して、武士道がこれらのいずれにも劣らないレベルにあることが随所に書かれています(キリスト教徒の武士道と一部で言われているのはあたらないと思われます)。しかし、単なる儒教思想の拝借ではなく、それを超えた人の誇りが書かれており、特に、以下の金言は現代人に生きる勇気を与えてくれるものである。“真の武士にとっては、死に急ぎをしたり、死におもねたりすることは、卑怯なことだとされていた”“生が死より恐ろしい場合に、あえて生きることこそ、真の勇気である”“ひとたび心の中で死んだ者には、真田の槍も、為朝の矢も通らないものである。” 望むらくは、詳細な注解が欲しいところです。たとえば、孟子を例にとれば、孟子のどの部分からの引用であるかが書かれておらず、孟子の一章の中の一文だけを引用して読者に理解を求めており、孟子を読んだことのない読者にとっては、完全な理解は難しいと思われます。
よくわからない
正直、矢内原氏の翻訳は難しくて
きれいな日本語ではありません。

よって、少しわかりづらい内容に
なっていると思います。

ただし、この時代にこのような思考を持った
日本人がいたことは、世界に誇れることだと
思います。ただの5千円札のオジサンではありません。
日本人の根底にあるのは武士道
 これを読むと、日本人の根底にある倫理観とか常識とか道徳観は武士道によっていることがわかる。半ば強引な論理というかルールが日本人の間ではある。例えば、主人が死んだら自分も死ぬとか、そういう感覚。
 それって別に論理的な理由があるわけではなくて、そういうものとして認知されている。この根底が武士道にある、と。何となくこういうルールが日本人を優秀にしていると思った。
 ただ、極端な人間が出てきにくくしているのもやっぱり武士道なんだろうな、という気もする。何事も中庸を推奨するようなところがあるから。
波多野氏のはしがきのレベルの低さに驚愕
いわずと知れた新渡戸稲造の歴史的名著。原文である英文も格調高く日本語訳も悪くない。ただ、元国連大使の波多野敬雄氏によるはしがきには驚愕を禁じ得ない。この人は果たして本当に武士道を読んだのかと思えるほどの読解力の低さ。また文章の根底には教養の低さも随所に垣間見える。こんな人が日本の国連大使をしていたのかとがっかりした。