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ガリヴァー旅行記 |
| Jonathan Swift - 岩波書店 価格 ¥ 840 | |
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ガリヴァー旅行記Jonathan Swift 岩波書店 価格(new/used): 840 円 / 128 円 より 発売日: (1980-01) アマゾン売上ランキング: 33280 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件 いろんな楽しみ方ができる小さな頃に良く聞いた童話としての小人の国編の他に、巨人の国や天空の島が支配する国、馬の国、日本と様々な国が出てきます。本文を読んでいると、ラピュタ,ヤフーなどどこぞで聞いたような単語がたくさん出てきますし、馬の国の記述などは映画の「猿の惑星」の設定にそっくりです。言うまでもなく、日本でいう江戸時代に書かれたこの本が全ての元ネタになっているのでしょうが。前半では、主にイギリス王室の風刺がなされています。後半では、もっと大きな対象に目が向けられているようです。ラピュタ編では人間の精神や思考に対する批判、例えば、思慮を深めている人は、高尚なことをしているように見えるけど、その姿はアホ丸出しであるということや、学者は理論や理想ばかりが先行して、実際の世間の運営とはかなりずれているというところなどが極端に書いてあります。この点などは今も昔も変わらないようです。馬の国編では、人間の生物としての側面に対する痛烈な皮肉が延々と書かれていて恐ろしいほどです。みなさんもぜひ、本物のガリバー旅行記を楽しんで見て下さい。 相対的視点の真骨頂子供が接する場合と大人が接する場合との間のギャップが語られる代表的な作品である。 極端に空想的な国々を歴訪することで、人間や国家(特にイギリス的な)が相対化されて描かれる。小人の国。巨人の国。空中の国。馬の国。。しかもその手法は徹底的である。いずれの国においても主人公は常に絶対的少数者として存在し(なにしろ常に一人での訪問であるから)、相対化された人間や人間社会の特性はそのまま特異性としてあぶりだされる。いずれの国でも主人公は孤独な異端者なのである。 善悪の価値観であったり、法律などの制度であったり、人間の徳であったり、それぞれの国によりあぶりだされる人間(や人間社会)の特異性はさまざまなのであるが、実はいずれの国においても一貫して見られる点がある。それは主人公を対等の存在として扱おうという姿勢の存在、もっと言えばそうしようとする人物(?)の存在である。いずれの国でも主人公は、主人公の国の文化や制度や人間性を熱心に聴きだし知恵を拝借しようという主人に寵愛される。 この作品により人間に対して言外に突きつけられているのは、実はこの「他者に対する姿勢」、「他者を扱う姿勢」なのではないかと私には思われた。 ホントは深い。子どものころに誰もが1度は読んだガリバー旅行記。有名なのか小人国への旅行だけど、原作はもっといろんな国に行っています。大人国、ラピュタ、日本にもガリバーは訪れていました。もともとは、政府への風刺小説なのですが、ファンタジーとしても十分楽しめます。僕の手放せない1冊です。 皮肉を交えた鋭い指摘スウイフトが書いたとは知りませんでした。この本は、ピーター・ミルワードの「童話の国イギリス」で子供向けと原書の違いについて指摘されていたので読みました。 コビトの国や、巨人の国の話以外に空中国と猿の惑星ではなく「馬の惑星」風の国とバラエティに富んでいて楽しめます。コビトの国や巨人の国での話には、子供向けと異なり風刺がふんだんに折りこめられています。 また、馬の国は理想郷のように書かれておりこの国の話も一読の価値があります。でも最後は皮肉が過ぎて、スウイフト自身の人間嫌いが如実に出ています。 子供の頃と大人になってから、二度読むと多くの人が子供の頃に絵本かなんかで読んだことがあるかもしれない。絵本はファンタスティックで読みやすいけど、実はこの作品は、決して子供のためのファンタジー作品という枠におさめきることは出来ない代物でして、至る所に散りばめられた皮肉と毒のある冗談の数々、当時の社会に対する鋭い風刺には思わず苦笑いをしてしまう。ただ文章自体はそれほど難しくないので(日本語)、400Pくらいだし難なく読めると思う。 |