第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

Rosemary Sutcliff - 岩波書店 価格 ¥ 882
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第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

Rosemary Sutcliff
岩波書店

価格(new/used): 882 円 / 556 円 より
発売日: (2007-04) アマゾン売上ランキング: 87819 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

マーカス・アクイラ
主人公の名はマーカス・アクイラ・・・マーカスは鷲、アクイラは旗の意味・・・まさに第九軍団の鷲なのですね・・・・ハドリアヌス防壁の彼方での冒険。アクイラ一族500年の歴史が開幕します。
ワシってなに?と思いながら読みました
淡々とした孤独を抱きながらも、父の様にローマ軍のために生きることを目標と定めた有能な百人隊長、マーカスの夢は、戦闘によるケガであっさりと崩れ去ります。
目標を失い途方に暮れるマーカスの日々に、奴隷でありやがて友となる、ナイリとの出会いが彩りを取り戻していきます。
父がかつて率いたまま帰らなかった第九軍団の象徴、「ワシ」の存在を知ったマーカスは、それを奪還すべく、ナイリと共に深くブリテンの奥地へ旅立ちます。
闇の洞窟、未知の部族、霧の沼地…二人を迎える冒険に息を詰めながら読み進みました。
短くシンプルな文章で、驚くほどリアルな世界、人生が綴られています。
ローマ時代のブリテン島
煤煙が立ち込める以前のブリテン島の物語です。
マーカスは行方不明となった父の軍団と
その象徴である《ワシ》を追い求めて、
北の辺境へ旅立ちます。
彼の期待は実現されませんでしたが、
旅によって精神的に成長し、将来の希望を見出します。
非常にリアルに描かれていて、
場面が眼前に現われてくるほどでした。

女性の存在が希薄な点とマーカスの人権意識が
極めて高い点が本書の特徴だと思います。