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トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))岩波書店 価格(new/used): 756 円 / 147 円 より 発売日: (2000-06) アマゾン売上ランキング: 11413 位 単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 19件 映画化希望!宮崎駿監督がどこかでこのお話を映画にしたいと 言っていたのを読んで、早速読んでみました。 言葉では言い表せない程、じーんと心にしみました。 想う心は時を軽々と超えるのだと感動しました。 これはぜひ、ディズニーとかではなく、宮崎監督に ぜひ!長編アニメとして制作してほしいと切に思いました。 時は過ぎ行く、しかし・・・美しい物語です。ずっと女房が岩波文庫で持っていた(結婚前から)のですが、私は表紙の絵が正直パッとしない印象で手にしたことがありませんでした。 それが、阿部謹也(故人)が岩波文庫の「読書のすすめ」か何かで紹介していて、ようやく読んだのが・・・子供達を寝かせて夜中にこっそり読み終えたとき、泣けてしょうがありませんでした。思い出とは何か、老いとは何か、というより、人間とは何なのだろう、などといろいろ思い巡らすことは多いです。私達が人生の中で出会う様々な疑問について、説明してくれるわけではないけれど、そのひとつの形を示してくれる小説だと思います。 設定については、昔から好きな「ジェニーの肖像」を思い出しました。ちょっと似ていますね。あの本も読みたくなります。・・・本棚のどこにしまったんだろう? 大人になって感じる深い感動児童書ということですが、これは大人、特にお孫さんがいるような方に 読んでもらいたいと思うような本です。 トムと同じ年代で読んで感じる感動と、大人になってから感じる感動とは まるっきり違うのでは、と思います。 幻想的なイメージの中で、少女ハティの与える深い感動は、 永遠に心に残ります。 中盤までがまんあのギャグばっかり書いている田中哲弥が「SFマガジン」の「my favorite」のコーナーで褒めちぎっていました。 だまされたと思って読みましたが、岩波さんの古いジュブナイルの翻訳なので中盤まではガマンでした。 後半慣れてくると良い感じで、最後には泣いちゃいましたよ、不覚にも通勤電車で。 「古い、岩波、ジュブナイル」とオヤジにはとっつきにくい作品ですが、「時間SF」の傑作として十分「力」のある作品です。 岩波さんは少年少女向けで出していますが、「舞台」の時代、背景、ノスタルジア嗜好を考えると、いまでは大人向きの作品ですね。 児童文学だが、大人でも楽しめる♪時は流れている。過去から現在、そして未来へ。過去の世界へ行くと いうことは、昔からの人類の夢でもあり、あこがれでもあった。そんな 夢やあこがれを見事に描いている。トムが真夜中の裏庭で知り合うのは、 過去の時代に生きている少女だ。古時計が13の鐘を鳴らすとき、何の 変哲もない扉が未知の世界への入り口となる。読んでいてワクワクした。 トムとハティ、2人の生き生きとした描写が印象的だ。トムが、預けられて いる家から自分の家に戻る日が近づいてくる・・・。また、裏庭やハティの 様子も変化していく・・・。残りのページが少なくなるにつれ、どんなラストが 待っているのかとても心配だったが、読者を感動に導くすばらしいラスト だった。児童文学に位置づけられている本だが、大人が読んでも充分に 楽しめる内容だと思う。 |