朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり...

瀬田 貞二 - 岩波書店 価格 ¥ 798
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朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)

瀬田 貞二
岩波書店

価格(new/used): 798 円 / 88 円 より
発売日: (2000-06) アマゾン売上ランキング: 42391 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件

冒険へのあこがれ
ナルニア国ものがたりの中で最も美しい場面がいくつも出てくる。リーピチープとルーシーの別れの場面もそうだ。子どものころ胸をときめかせたのを思い出す。

この次はこの巻きが映画化されるのだろうか?それとも「最後の戦い」?
想像力の飛翔
 ルイスは庶民的で活動的なクリスチャンでもあり多くのキリスト教関係の著作やラジオ出演で有名だった。そのためナルニア国物語は一貫してルイスのキリスト教的解釈に基づいて描かれている。しかし教義の押しつけのような部分はなく、宗教を意識することなく読み進めることができる。楽観的で希望に満ちた世界観によって、ナルニア国物語の全巻を通して明るい雰囲気があり、それは児童書に相応しいものと言えよう。なかでも「朝びらき丸東の海へ」ではルイスの自由奔放な想像力が遺憾なく発揮されている。まだ見ぬ海の果てに進むにつれて展開される驚くべき光景の数々。脳裏に焼き付くこと請け合いだ。
初めて冒険らしい冒険が書かれています。
微妙な和訳も3巻目でだいぶ慣れて来ました・・・。

今回は航海をしてナルニアの世界(と他の国々)を旅するお話です。
1巻と2巻と違って行動範囲がかなり広がった事により、今まで以上に
キャラクターや世界の描写が細かくなった印象を受けました。
純粋にファンタジーの冒険物語として楽しめると思います。

が、最後が「これ以上話を長引かせられない」と思ったのか、
あまりにあっさりとまとめて終わらせてしまった感じがあります。
それを差し引いても楽しめますが。

また特に後半がとてもキリスト教的です。
それが気にならない方は、是非どうぞ。
クインメリー号の名前がでてる・・・
物語は好きなのだがライオンと魔女冒頭でこの前の戦争(第一次世界大戦)と書いているのは翻訳者の勘違いではないだろうか。この巻ではユースチスが朝びらき丸をクインメリー号と比較する文章があるのだが、クインメリー号は第二次世界大戦直前頃、大西洋航路についており当事のブルーリボン保持船であった。イギリス人の生活になじまないせいで、もっと以前の話だと勘違いして訳したように思える。
それ以外の部分は子供が戦ってばかりの名ばかりの児童文学とは違い好感が持てる。(ナルニアで戦争はしているのだが描写という点で・・・戦闘シーンが派手でないとつまらないという意見は児童文学にはおかしいように思う。)
最も物語性が高い作品
これまでの二作品に比べ、キリスト教的な教訓的な要素が少なく、今までの三作品の中で、最も物語性が高くていい作品になっている。
東の地の果てを目指す冒険譚だが、様々な変化に富んだ島の連続で、ユースチスの恐竜への変身あり、魔法の本が登場したりで、物語も変化に富んでいて楽しめる。
ラストで、アスランの正体が暗示されているが、それは人間界ではキリストと呼ばれることだろうか。