検証経済失政―誰が、何を、なぜ間違えたか

- 岩波書店 価格 ¥ 2,520
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検証経済失政―誰が、何を、なぜ間違えたか


岩波書店

価格(new/used): 2,520 円 / 146 円 より
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

迫力の一冊
西野「経済」3部作の第一作(本書のみ、軽部氏との共著)。山一や拓銀の破綻から10年となるのを契機に改めて読んでみた。

迫力がある。年月を経ても、公的資金の注入や減税実施、大手金融機関の破綻などの転換点で問題に直面した当局者の無念が伝わってくるよう。

首相官邸と自民党、財務省、経企庁、日銀、金融機関とバラバラの思惑を抱えたまま、破綻連鎖に経済が転がり落ちていく様子は今読んでも圧巻。取材を尽くし、各者それぞれの本音を伝えているからこその臨場感があると感じた。
官僚組織の病弊、そして政治の官僚化
 さほど遠くないæ˜"に、「つかさつかさ(司司)で」というのが口ç™-だった最高権力è€...がæ-¥æœ¬ã«ã¯ã„た。その心は、æ"¿åºœæ©Ÿé-¢ãªã‚Šã€ç¤¾ä¼šã‚'構成する各機é-¢ãŒãã‚Œãžã‚Œã«æœ€å-„ã‚'尽くせば、ä¸-の中はいいæ-¹å'に動くのであり、æ"¿æ²»ã®å½¹å‰²ã¯ã€ã"れらに最å-„ã‚'尽くさせるç'°å¢ƒã‚'作ってやるã"とである、という理解なのだと思う。

 本書は、財æ"¿å±æ©Ÿã‚'目の前に、é‡'融危機に際ã-て、社会保障の将来ã‚'憂いて、それぞれæ‹...å½"する「司=各官僚機構」が、それぞれみずから最å-„と信じるæ"¿ç­-ã‚'æ‰"ち上ã'、それにそれぞれå...±é³'ã-きっと国æ°'もå...±é³'するであろうと信じたæ"¿æ²»å®¶ãŒæŽ¨ã-進め(実際に国æ°'はそのそれぞれの問題意識にはå°'なからずå...±é³'ã-たであろう)、そã-てその結果、経済がç '綻の淵に追いやられた合成の誤謬ã‚'語るノンフィã!‚¯ã‚·ãƒ§ãƒ³ã§ã‚る。

 高度成長期の拡大する経済においては、部分がそれぞれ最適ã‚'目指せば、それがå...¨ä½"の幸せにè¿'ä¼¼ã-ていた~そã‚"な幸福な時代が1980å¹'代に終わりã‚'å'Šã'たにもかかわらず、統治機構は部分の力ã‚'過信ã-、そã-てæ"¿æ²»ã‚‚統合的な機能ã‚'どã"かに置き忘れてã-まった結果ã‚'、まã-まã-と本書は示す。å-„意、使å'½æ„Ÿã«ç‡ƒãˆãŸæ"¿æ²»ãƒ»å®˜åƒšã‚¨ãƒªãƒ¼ãƒˆãŸã¡ãŒã€ãã£ã¨ã"れがå-ã'るに違いない、きっとã"れが国æ°'の幸せに資すると思い、結果とã-て実に愚かã-い妄執にå-り付かれ、そã-て国ã‚'誤ったæ-¹å'に導いていく。まさに、副題の「誰が、何ã‚'、なぜé-"違えたか」というã"とã‚'じっくり考えさせられる本であり、æ-¥æœ¬ã®çµ±æ²»æ©Ÿæ§‹ã®ã‚りæ-¹ã«èˆˆå'³ã‚'持つ人はぜひ一読ã‚'おè-¦ã‚ã™ã‚‹ã€‚

総理大臣に、認識不足を認めさせた。
当時、総理大臣であった橋本龍太郎を「そうだったのか」と絶句させた本書は、国家の意思を誰も決められないという日本の病巣を的確に指摘した、意義深い作品です。