なぜ、いま代用監獄か―えん罪から裁判員制...

小池 振一郎 - 岩波書店 価格 ¥ 504
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なぜ、いま代用監獄か―えん罪から裁判員制度まで (岩波ブックレット)

小池 振一郎
岩波書店

価格(new/used): 504 円 / 152 円 より
発売日: (2006-02) アマゾン売上ランキング: 290242 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
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人権侵害の温床
 日弁連刑事拘禁制度改革実現本部事務局の二人の弁護士(小池・青木)と、実際に代用監獄に入れられた弁護士(安田容疑者)が、2006年に刊行した60頁ほどの小冊子。法律上、容疑者(未決拘禁者)は裁判官による勾留決定後は、捜査担当機関所轄の警察留置場ではなく、拘置所(身体拘束担当施設)に移されることになっている。しかし実際には、1908年の監獄法に基づき、ほとんどの場合、容疑者は捜査上の便宜から、警察留置場=代用監獄に連れ戻されている。その結果、チェック機能が働かないまま、密室で拷問に近い長時間尋問や人権侵害が行われ、代用監獄は自白強要の場、冤罪(真犯人は逮捕されないまま!)の温床となっている。こうした事態は他の先進国の状況や国際人権規約に照らしても異常であり、司法改革の一環として早期改善・法改正が望まれる。著者たちは、代用監獄の廃止は従来の自白偏重の調書裁判との対決であり、裁判員制度の実施による直接主義、口頭主義の公判中心裁判の実現によって、展望を開くことができると主張する。人権侵害の温床としての代用監獄の問題性を、司法改革の流れの中で位置付けた読みやすい小著であり、警察の権限強化が叫ばれる今日だからこそ、正面から議論されるべき重要な論点であると言える。
ホラーです
 正義感に満ち、国家の為の崇高な仕事とそれを信じる人々の手で、無辜の市民がある日突然拉致され、場合によっては何十年も家に帰れなかったり命を奪われたりする。

 北朝鮮による拉致犯罪でおなじみの悪夢であるが、実は同じ悲劇は現在の日本でもたまに発生している。それが誤認逮捕であり、冤罪である。

 では、何故そんな悲劇が繰り返されるのか。それは代用監獄、未決拘禁といった諸々の「便利な」制度を警察が手放したがらないからであり、こういった圧倒的に捜査側に有利な(サッカーで言えばブラジル代表がJFLのセミプロチームを相手にホームゲームをするようなもの)条件下で、虚偽の自白を強要され、その自白をもとに有罪判決が出されてしまうからである。

 本書は経験者の手記をもとに、こうした地獄行き片道切符の路線図をわかりやすく説明した一冊。。これ、はっきり言って無茶苦茶怖い本です。ホラーそのもの。真夏のうだるような熱帯夜にでも読んでみてください。背筋が凍ります。保証します。